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2004年02月29日

未踏ユース成果報告会(2日目)

今日も、未踏ユース東日本成果発表会を見に行ってきました。2日目です。場所は、同じく電気通信大学です。今日は、某K氏と、発表もする登氏との3人で行ってきました。

空想大陸創造計画
開発者は、函館工業高等専門学校の岡氏(+2名)。自分の頭の中にしかないような、空想の大陸に仮想的にいけて、探索などができたら楽しいのではないかということを形にしたソフトでした。地球環境を再現することは非常に困難で、空想大陸を再現するとのこと。完成度は高かったです。でも、開発者の意向では小中学生向けとのことなのに、インターフェイスが少々難しいような気がしました。個人的には、多くの設定ができる、中年代向けのマニアックなソフトでもいいなぁ。
3D化できれば、とてもかっこいいと思う。いい意味で、おかしな方向に進んで欲しいと思う。

プレゼンテーション支援システム
開発者は、東京大学大学院の丸山氏。多くのプレゼンテーションでは、使用ソフトなどの制限で、構造化された資料も、その構造を見せることができない。そういったのを改善しようという試みです。ほぼ、提案どおりのソフトがデモされていました。 PowerPoint とセットで使用するソフトです。構造化された資料を作成するのに便利だし、その構造を保ったままの階層印刷も支援されて便利そう。ただ、表示方法にもう少し改善があればなぁ。と思った。確かに、横に構造が表示されてるんだけど、、、なんか、足りない(僕にはわからんけど)。
完成したソフトは、3月中に公開予定とのことです。

実世界指向協調動作定義アプリケーションの開発
Agentを利用した拡張可能な入力メソッドの作成
上記2つは、自分にはよく理解できなかったので、記載を控えさせていただきます。ごめんなさい。m(_ _)m 「実世界指向協調動作定義アプリケーション」については、今年中に完成ソフトを公開予定とのことです。

携帯端末からの3次元形状の配信システム
開発者は、筑波大学大学院の山崎氏(+2名)。てか、知ってる人だった、、、 2次元画像数枚から、3次元動画を作成するソフトでした。はっきり言って、すごすぎ!いやー。完成度が高い。サーバサイドで処理するため、どんな環境でも使えると思う。本当に、携帯電話から画像を数枚送信して、それを元に3Dの動画が作成できそうです。発表終了後のデモで、実際に会場に居た人を撮って試したら、上手くいってたし。
なーんか、映画の中のシステムが実現化されたみたいだ。さらに、精度が上がることを期待したい。

イーサネットのソフトウェア実装とトンネリングシステムの開発
開発者は、筑波大学の登氏。えっと、SoftEther ね。別枠で詳しく書きます。

多種環境間で協調するファイル同期ツールの開発
開発者は、電気通信大学大学院の村崎氏。多様な環境間で協調し、ユーザが簡単に導入できるファイル同期ツールの開発が目標とのこと。提案自体は面白いけど、デモがないのでなんとも、、、 ユース発表の中で、唯一デモがありませんでした。開発者曰く、まだまだ、公開できる段階ではなく、公開時期も未定とのことです。

場log:位置情報を利用した個人写真日記コンテンツの統合
開発者は、横浜国立大学の上松氏(+2名)。情報そのものが存在する「場所」に注目して複数主体による情報を再構成し提示する場所blogシステム「場log」を提案していました。私自身、色々な成果発表会を見に行っているのですが、このような提案は3つ目くらいだと思う。でも、他の同様の提案よりも、良いと感じました。技術的にもわかりやすかったのですが、自分も参加しようという気にさせるシステムでした。今後、文章内容から、場所を特定するシステムも作成していくということなので、期待したい。

本日も、結構満足できました。気になる点があるとすれば、デモを見せれない人が居たこと。それ以外は、大満足。もちろん、お弁当はタダ。てかね、本当は実費なんだけど、なぜか余ってるw ので、無料でいただける。2日間とも、来ている人は少数だったかなぁ。登氏の発表10分くらい前に、10人以上も人が増えてびっくり。

今日は、いろんな人と話ができて楽しかった。また、このような機会があれば参加したい。

【関連情報】
・SoftEther.com (イーサネットのソフトウェア実装とトンネリングシステムの開発)
 http://www.softether.com/jp/
・場log
 http://www.balog.jp/

2004年02月29日 23:40 | Events

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