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2007年06月24日

ゾディアック

試験間近なのに観て来ました。

1969年の独立記念日にドライブ中のカップルが銃撃され、女性は弾丸を9発受け死亡。その後、新聞社に、犯人と思われる人物から犯行の詳細と暗号文が届く。彼は、ゾディアックと名乗り、暗号文を掲載しなければ、大量殺人を行うと脅迫する。新聞社で働いていたイラストレーターのロバートは、その犯人に興味を示し、追うのだが…。

この暗号を解いてはいけない

米国の実在の未解決事件を題材にした映画です。事件そのものよりは、事件により人生が狂わされる人物に焦点が当てられています。そのため、劇場で謎解きを一緒に行う、といった類の映画ではありません(ダ・ヴィンチ・コードに近いイメージ)。

犯人を追う人物に焦点を当ててる関係で、犯行シーンはあまり残虐ではありません。ただ、犯行シーンが無くとも、その後に何が起こるかわからない怖さがありましたが…。

この映画がすごいと思うのは、未解決事件であるにも関わらず、最有力容疑者(≒犯人)の実名を最後に出すところだと思っています。通常は、訴訟沙汰になるのを避けるため、うやむやにするので締りが無い感じがするのですよね。まぁ。既に死亡しているというのもあると思いますが。

当時の雰囲気が良く出ていた映画だと思います。黒人差別が軽く出てきますし、科学的捜査も指紋・筆跡くらいしかありません。また、日本の司法とは異なり、物的証拠主義も貫かれています。

未解決事件を扱った映画としては、他にも韓国の殺人の追憶がお勧めです。

ということで、面白い映画でした。が、謎解きを楽しみにしている方にはお勧めできません…。

【関連情報】
・ZODIAC - ゾディアック -
 http://wwws.warnerbros.co.jp/zodiac/

2007年06月24日 16:55 | Movies

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