2009年05月02日
名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)
アニメ映画を観るのは、かなり久しぶり。
東京を中心に6件の広域連続殺人事件が発生したため、目暮警部を筆頭に、各県の刑事たちが捜査会議に参加していた。コナンは会議を抜けた一人の刑事がスポーツカーに乗り込む瞬間を目撃するが、宿敵“黒づくめ”の一人が会議に参加して逃走を図ったことに気付く。コナンは危険を承知の上で、単独捜査を開始するが……。
ネタバレしそうなので、感想は控えましょうかね。
作中に使われていた音楽が気に入ったのですが(コナンが事件のあった6箇所をまわるシーンなど)、アニメでも使われているのでしょうか。気に入ったものの、どんな音楽だったか思い出せない…。
黒の組織が関わる作品と言う事もあり、興行成績は良いみたいですね。
劇場: MOVIX つくば
座席: 4 H-14
【関連情報】
・名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)
http://www.conan-movie.jp/
2009年03月14日
DRAGONBALL EVOLUTION
怖いもの見たさに観てきました。公開日初日。
世界中に散らばる7つのドラゴンボールを集める旅に出た孫悟空(ジャスティン・チャットウィン)。その目的は、どんな願いもかなうドラゴンボールを使って世界征服をもくろむピッコロ大魔王(ジェームズ・マースターズ)の野望を阻止するためだった。旅の途中、悟空はドラゴンボールを探すブルマ(エミー・ロッサム)らと出会い……。
ドラゴンボールと言えば、日本人なら誰しも知っている漫画ですね。本作品は、原作を進化発展(EVOLUTION)させたもののようですが、非常に賛否がありますね。否の方が大きいかもしれない。話題が先行している感じがあり、原作との乖離云々以前に駄作だと思います。
ドラゴンボールを集める理由が「ピッコロ大魔王の野望を阻止するため」なのですが、作品を観ていると、「ピッコロ大魔王を倒すため」と受け取ってしまい興ざめ。原作では、神龍は敵を倒すことが出来ない(創造主である神の力を超える願いは叶えられない)設定なので、この設定に反する気がして興ざめ。多分、僕がストーリーを読み違えたのが原因だけど…。
最新の VFX によるダイナミックなアクションシーンも期待していたほどではありませんでした(アクションシーンが少ない)。マトリックス・レボリューションズの方が、よっぽど「ドラゴンボール」らしいアクションだった気がするな。
細かいところで原作テイストが残っているので、この部分は原作のあの部分なんだな…という発見の喜びはあります。それ以上のものはなさそうなので、怖いもの見たさでどうぞ。
劇場: MOVIX 柏の葉
座席: 9 K-11
【関連情報】
・DRAGONBALL EVOLUTION
http://movies.foxjapan.com/dragonball/
2009年02月14日
007/慰めの報酬
前作の続きが気になったので、一人で観てきました。
愛する人を失ったジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、彼女を操っていたミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)を追及するうち、新たな悪の組織の陰謀を知る。それは謎の組織の非情な男、ドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)が南米のある政府の転覆と同地の天然資源を手にして、世界を支配しようとするものだった。
前作の続きから始まる作品です。緊張感あふれるカーチェイスから始まり、屋根の上で行われるアクションへと繋がるのですが、正直なところ、この辺が本作品の最も大きな盛り上がりだったかな…と思いました。
予告編などで謳われていた「謎の組織」の描画が弱すぎて、イマイチ作品に重みを感じる事が出来ませんでした。慰めの報酬というタイトル通りの作品だったのですが、少々期待はずれ。
ボンドが敵役のようでしたよ :-)
劇場: MOVIX つくば
座席: 8 F-12
【関連記事】
・007/カジノ・ロワイヤル (2007年01月27日)
【関連情報】
・007/慰めの報酬
http://www.sonypictures.jp/movies/quantumofsolace/
2008年12月22日
トロピック・サンダー/史上最低の作戦
寿司を食べたついでに観てきました。
落ち目のアクション俳優スピードマン(ベン・スティラー)は、戦争大作『トロピック・サンダー』での返り咲きを目指すことに。コメディー役者のジェフ(ジャック・ブラック)や演技派のラザラス(ロバート・ダウニー・Jr)とともに撮影に臨むが、クランクイン5日目で予算オーバーに陥ってしまう。あきらめ切れない監督は東南アジアのジャングルで撮影を強行しようとするが……。
国内での宣伝が諄かったのですが、アメリカでは公開5週目で1億ドルを突破するなど結構ヒットしている作品です。ストーリーは、撮影のために本当の戦場に投入するというのが筋ですが、映画作成の裏側を風刺するようなコメディです。
アメリカ人と日本人の笑いのツボが違うという伝説(?)がありますが、本作品で体感できると思う。下品な下ネタやグロシーン(日本の宣伝ではモザイクがかかっていたシーンなど)で笑えるかどうかが境目ですね。僕は笑いましたけど!
既に公開が終了している劇場も多いので、後ほど出る DVD でいかがでしょうか。今まで観た映画作品が多いほど、パロディに気づけるので楽しめると思います。
劇場: MOVIX つくば
座席: 2 H-10
【関連情報】
・トロピック・サンダー/史上最低の作戦
http://www.shijosaitei.jp/
2008年11月23日
X‐ファイル:真実を求めて
車で食事に連れてもらえたので、そのついでに。
FBIの女性エージェントが不可解な失踪(しっそう)を遂げ、モルダー(デヴィッド・ドゥカヴニー)とスカリー(ジリアン・アンダーソン)が捜査協力を要請される。サイキックな透視能力で手がかりを探り当てる神父ジョー(ビリー・コノリー)が事件解明の鍵を握っていることを知った彼らは、対立しながらもおぞましい事件の核心に迫る。
人気テレビドラマ(日本ではいまいち) Xファイル の第二作目の映画作品です。テレビドラマからは完全に独立したストーリーでした。が今ひとつ…。もう少し深みが欲しかったところです。
劇場で観るほどじゃないかな…。後ほど DVD が出ると思うので、自宅でどうでしょう。
劇場: シネプレックス つくば
座席: 3 F-9
【関連情報】
・X‐ファイル:真実を求めて
http://movies.foxjapan.com/xfilesmovie/
2008年11月02日
ゲット スマート
もうじき公開が終了するので、急いでみてきました。
アメリカ極秘スパイ機関“コントロール”が国際犯罪組織に襲撃され、スパイたちの身元が明るみになってしまう事態が発生。そこでコントロールのチーフ(アラン・アーキン)は、分析官のスマート(スティーヴ・カレル)をエージェントに昇格させ、整形したばかりの美女、エージェント99(アン・ハサウェイ)とコンビを組ませる。
多くの言語を操ることができ、テロリストの些細な言動から情報を読み取ることが出来る分析官、マックスウェル・スマートが主人公のお話。その素晴らしい分析能力があるが故に、エージェントに昇格してもらえない(裏方として手放したくない)。ストーリー的には、ドジなところがあるが故にエージェントになることが出来ないのかと思っていたのですが、どうやらそうではないみたい。彼は、非常に優秀な分析官であり、エージェントでもあるようです。ドジだけど。
スパイとコメディが上手にマッチしていて非常に面白かったです。優秀なのだけど、どこか可笑しさがあるわけです。また、大作 007 のパロディも含まれており、こちらのネタも知っていればより笑えると思う。
コメディと言えども、ストーリーやアクションはしっかりしています。劇場でも楽しめますし、家庭で観ても楽しめそう。ウォンテッドにガッカリした方は、急いで劇場に!
劇場: シネプレックスつくば
座席: 3 H-12
【関連情報】
・ゲット スマート
http://wwws.warnerbros.co.jp/getsmart/
2008年10月20日
ウォンテッド
用事の帰りに観たよ。
恋人にも捨てられ、人生にうんざりしているウェズリー(ジェームズ・マカヴォイ)。そんな彼の前に突如現れた謎の美女フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)は、ウェズリーの亡き父が秘密の暗殺組織をけん引するすご腕の暗殺者だった事実を彼に知らせる。しかも父亡き今、ウェズリーは組織を継承する立場にあると言い……。
イマイチな人生を送っているサラリーマンが、なんと殺し屋の息子だった!?という惹かれるストーリーなのですが、映像がイマイチでした…。ストーリーの筋が面白いのに、なんだか勿体ない。コメディとシリアスの融合のようかと思いきやなんだか中途半端。
R-15 指定の通り、残虐シーンの多い映画です。デートで観ると、彼女にひかれそうですね。ストーリーの筋は良いのに、映像技術に拘ったばかり、なんだかバランスの悪い作品になっていました。
劇場: MOVIX 柏の葉
座席: 5 F-7
【関連情報】
・ウォンテッド
http://www.choose-your-destiny.jp/
イーグル・アイ
予告編を観て面白そうだったので。
アリアという謎の女性の電話で引き合わされた互いに面識のないコピーショップ店員のジェリー(シャイア・ラブーフ)と法律事務所の事務係レイチェル(ミシェル・モナハン)は、愛するものを奪われ、アリアの指示通りに行動することを強いられる。2人はすべてが謎のまま命令に従って行動するが、やがてFBIの追っ手が迫る。
電話により、相手を意のままに扱う映画としては フォーン・ブース がかなりの良作品だと思うのですが、本作品は、少し趣向が違いました。マイノリティ・リポートやバイオハザードに近い感じの作品です。なお、残虐なシーンは一切ありません(人が打たれるシーンはありますが)。
米国によるイラク攻撃、防犯カメラ等による監視社会化などを皮肉っており、考えさせられることも大きかったです。愚かな社会に向かおうとしたとき、民主主義は停止されるべきなのかどうかは、非常に難しい問題だと思う。
途中でストーリーが読めてしまうと興ざめなのですが、裏読みしながら観ると良いと思います。映像の迫力も良い感じだったので、劇場でどうぞ。
劇場: シネプレックスつくば
座席: 8 L-14
【関連情報】
・イーグル・アイ
http://www.eagleeyemovie.com/intl/jp/
2008年08月31日
ハンコック
20世紀少年を観ようと思ったのですが、混んでいたためハンコックを観ることに。
強大な力を持つヒーロー、ハンコック(ウィル・スミス)だが、酒好きでキレやすく市民には歓迎されていない。ある日、事故を防ぐために電車をエルボーで止めたハンコック。このときに助けられたPRマンのレイ(ジェイソン・ベイツマン)は、嫌われ者のハンコックに真のヒーローになってもらうべくさまざまな戦略を練るが……。
嫌われ者のハンコックが、様々な苦難を乗り越えて皆に好かれるヒーローになる!という映画だと思ったのですが(苦難のヒューマンストーリーを楽しむ映画)、斜め上の展開になる映画でした。本当に斜め上。
いや、斜め上なのは3席隣の客だな。上映中に携帯電話を弄ってる。いい加減にしろと。
結末でチープな感じに変わってしまったのが残念でした。迫力とかは申し分なかったのに…。迫力は、映画館でないと楽しめないので、映画館でどうぞ。
劇場: シネプレックスつくば
座席: 8 I-15
【関連情報】
・ハンコック
http://www.sonypictures.jp/movies/hancock/
2008年08月14日
ダークナイト
前作を観ていないのですが、観てきました。
悪のはびこるゴッサムシティを舞台に、ジム警部補(ゲイリー・オールドマン)やハーベイ・デント地方検事(アーロン・エッカート)の協力のもと、バットマン(クリスチャン・ベイル)は街で起こる犯罪撲滅の成果を上げつつあった。だが、ジョーカーと名乗る謎の犯罪者の台頭により、街は再び混乱と狂気に包まれていく。最強の敵を前に、バットマンはあらゆるハイテク技術を駆使しながら、信じるものすべてと戦わざるを得なくなっていく。
主人公はバットマンだと思うのですが、ジョーカーが主人公にみえてくる映画でした。正義を貫くことがどれだけ難しいかを考えさせてくれる映画、また、あらゆるところに正義があることをみせてくれる映画でした。
長い映画(2時間半)でしたが、飽きずに観ることができました。傑作だと思います。
ノーカントリーのシュガーは喜怒哀楽のない不気味な殺し屋だったのですが、ダークナイトのジョーカーは喜怒哀楽のある不気味な快楽殺人者でした。演じたヒース・レジャーが事故で亡くなっており、非常に残念です。
是非劇場でどうぞ。前作を観ていると、より楽しめるかもしれません。
劇場: MOVIX 柏の葉
座席: 2 J-15
【関連情報】
・ダークナイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/thedarkknight/
2008年06月28日
ラスベガスをぶっつぶせ
久しぶりに映画を観てきました。ポイント利用で無料。
MIT の学生ベンは、並外れた頭脳を持ちながらもハーバード大学医学部に進学するための学費を準備できないでいた。ある日、ミッキー教授にブラックジャックの必勝法を実践する学生チームに誘われる。チームに参加したベンは、並外れた頭脳とチームワークによりラスベガスで大金を稼ぐのだが…。
圧倒的な数学力でMITの学生が人生を切り開く――実話の映画化。
実話に基づく映画です。
ギャンブルは、最終的にディーラー(胴元)が勝つように作られています(控除率が 0% より大きい)。しかし、ブラックジャックは、カウンティングという方法を利用することで、控除率を 0% より小さくできます(現在は難しいようですが)。カウンティングとは、今まで場に出たカードから山に残っているカードを推測する方法です。
ギャンブルの映画ですが、数学的に勝てる方法を選択していますから、ギャンブル特有のスリル感はありません。その代わり、友人関係の崩壊やチームの不協和音など主人公(ベン)を取り巻く人間関係や主人公の人生のスリル感があり面白いです。
カウンティングの説明やミッキー教授がお金に執着する理由などが示されていれば、より深い映画になったかな…。
上映館は少なくなっていますが、機会があればどうぞ。
劇場: MOVIX 柏の葉
座席: 5 G-9
【関連情報】
・ラスベガスをぶっつぶせ
http://www.sonypictures.jp/movies/21/
2008年04月27日
大いなる陰謀
1週間ほど前に観ましたが、今更エントリ作成。
ある日、将来の大統領とされるアーヴィング上院議員がジャーナリストであるロスに対テロ戦争に関する情報をリークする。その情報は、議員が考え出した今行われている軍事作戦に関するものであった。そのころ、大学教授マレーは出席不十分な学生に、自らの意志で戦地に赴いた教え子の跡を継がせようとするのだが…。
その陰謀は、若者達の夢と希望、そして命までをも犠牲にするのか…
派手さのない映画です。その代わり、会話が中心で、その会話の中に多くの示唆が込められています。
作中のシーンは、3シーンに分けられ、平行しながら進みます(同じ時間軸で)。議員がジャーナリストに情報をリークしているシーン、教授が出席不十分な生徒と面談しているシーン、そして、教授の教え子が戦地に赴くシーンです。
「陰謀」と聞いて、その陰謀を解く作品を想像していましたが、全く違うものでした。しかし、メッセージ性の高い社会派ドラマは好きなので、かなり満足できました。
今のアメリカに興味がある方には、お勧めできます。社会派ドラマの嫌いな方には、お勧めしません…。
劇場: MOVIX 柏の葉
座席: 3 D-10
【関連情報】
・大いなる陰謀
http://movies.foxjapan.com/ooinaru/
2008年04月14日
ブラックサイト
サイバー系のサスペンスということで観てきました。
ある夜、警察から FBI に猫の虐待をライブ放送しているサイトの捜査依頼がくる。猫の虐待死の配信が終わった後、競技場で誘拐された男の殺害中継が流された。サイトへのアクセス数とともに投入薬物が増やされ、徐々に死に至る様子を流すという残忍なものである。FBI 捜査官であるジェニファーが操作を始めるものの、次の殺害中継が始まり…。
FBIサイバー捜査官を追いつめる、66億人の好奇心。
「一緒に殺す」というのが犯人のメッセージであり、アクセス数が増えれば増えるほど、被害者の死が早くなります。インターネットという空間では、好奇心が優先されどこか他人行儀になると言うのを上手く表しています。
killwithme.com というドメインが使われたという設定で、ネームサーバはロシアにあり FBI の管轄外であるというのは、インターネット犯罪が自国で完結しないというのを示しています。IP アドレスが次々切り替わり、遮断が難しいのを TTL を交えて説明していました。
.com を管理しているのは米国団体のはずなので FBI の捜査権が及ぶはずですが(作品中では触れず)、ドメインネームのような国際的公共物の管理団体に、一国の捜査権を強力に適用して良いのかという疑問も出てきました。また、通信の遮断はどこまでなら許容範囲であるかというのも(作品中では行わず)。
インターネット犯罪の題材としては良くできていたのですが、ストーリーに捻りが足らず。犯人への到達が早すぎです。もう少し伏線を示しながら、手繰っていければ面白かったと思います。
途中、国家安全保障局のスーパーコンピュータを使いたいという話があり、却下されるのですが、スーパーコンピュータは何の役に立ったのだろうか。エシュロンを用いて、ロシアでの通信を傍受したかったのかな。
題材は面白かったですが、映画作品としては捻りが足りません。まぁまぁ良い作品だと思いますが、グロシーンが出てくるので注意が必要です。
ソニーが killwithme.com を手放した後、映画を模倣する事件が起こらないのを願っています。
劇場: MOVIX 柏の葉
座席: 4 H-6
【関連情報】
・ブラックサイト
http://www.sonypictures.jp/movies/untraceable/
・KILL WITH ME
http://www.killwithme.com/
2008年04月05日
ノーカントリー
映画を観たかったので、消去法で選択。
ある日、狩りをしていたルウェリンは、荒野に死体の山と麻薬、そして200万ドルという大金を発見する。そして、ルウェリンは大金を持ち帰るが、殺し屋シュガーに追いかけられることとなる。捜査に当たる保安官ベルが2人を追いかけるが…。
純粋な悪にのみこまれる
殺し屋シュガーの描写が、非常に恐ろしい作品でした。次の瞬間、何が起こるのかわからない不気味さがあります。殺人の快楽を楽しむ様子も無く、淡々と殺していくシュガーは死神か何かなのかと。
作品自体のメッセージは、非常に解りにくいと思います。僕もよく解りませんでした…。今も考えているのですが、やはりよく解らない。現在の世界秩序を示したかったのだろうか…とも。
最後のシーンに呆気にとられるかどうかで、作品の味わいが変わると思う。そんな賭けに乗ってみませんか。
劇場: TOHO 六本木
座席: 6 H-11
【関連情報】
・ノーカントリー
http://www.nocountry.jp/
バンテージ・ポイント
予告編が気になって、観てきました。
ある日、スペインでテロ撲滅の首脳会談が開催される。それに先立ち、アシュトン米大統領が広場で大聴衆にスピーチを行ったのだが、何者かに狙撃されてしまう。パニック状態に陥った広場で、シークレットサービスのトーマスをはじめとした8人の目撃者がそれぞれ動き出すが…。
大統領を打ち抜いた1発を、あなたは8回目撃する。
非常に良作でした。誰にでもお勧めします。
大統領狙撃から犯人逮捕までを、さまざまな目撃者の視点で映し出されます。また、それぞれの視点は、その都度巻き戻されるため、クライマックス直前が何度も映し出されます。8人の目撃者がいますが、実際は4回の巻き戻しなので、丁度良い感じがしました(さすがに7回も巻き戻すと視るのが辛い)。
本作品の素晴らしいところは、何度も巻き戻すが、完全に整合性が取れているというところが挙げられます。また、無駄な部分が少なく、伏線も全て回収されていました。8人の目撃者を通して、徐々に全貌が明らかになっていくのは素晴らしいですね。
同時に、映画作品の素晴らしさにも気づくと思います。今回は、多くの視点を示していたわけですが、本来では、捨てているような視点もあるわけです。1作品の裏側には、作ることが出来る筋は何十本もあり、その中から1本を取捨選択しているのだな…と。
非常にお勧めできるので、是非、劇場でどうぞ。
劇場: MOVIX 柏の葉
座席: 6 G-10
【関連情報】
・バンテージ・ポイント
http://www.sonypictures.jp/movies/vantagepoint/
2008年02月04日
アメリカン・ギャングスター
息抜きに観てきた。久しぶりの映画鑑賞。
1970年代初頭、ルーカスは長年仕えたギャングの死をきっかけに、独自の麻薬ビジネスを展開する。純度の高い麻薬を製造者から直接仕入れることで大成功を収めた。一方、汚職が蔓延する警察組織の中で正義を貫こうとするリッチーは、新設された麻薬捜査チームのリーダーに任命された。リッチーは、麻薬と汚職の根絶を目指し捜査を始めるが…。
けもの道を行く実在の男たちの 容赦なき戦いの人生!
実話に基づく映画である。比較的長い作品であるが、最後まで楽しむことが出来た。
ギャングとポリスの話であるが、激しい戦闘シーンはほとんど無い。銃撃戦があるのは、最後の麻薬製造工場摘発のシーンのみである。ギャング映画に似つかず、ルーカスとリッチーのそれぞれの視点で、淡々と進む。
ストーリの良さもそうだが、そのバックアップをする音楽と台詞が素晴らしい。センスの良い台詞が多いので、聞き逃さない(字幕を見逃さない)ようにしたい。
非常にお勧め。ただ R-15 指定の通り、人が死ぬシーンがリアルなので注意。音楽を楽しむ意味でも、劇場に足を運んではいかがだろうか。
劇場: MOVIX 柏の葉
座席: 9 K-12
【関連情報】
・アメリカン・ギャングスター
http://americangangster.jp/
・フランク・ルーカス - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/フランク・ルーカス
2008年01月05日
アイ・アム・レジェンド
予告編が気になっていたので観て来た。潰れる映画館で。
ウイルスが地球を覆い人類が死滅してしまう。唯一の生存者であるネビル(軍の科学者)は、ニューヨークで愛犬サムとともに究極の孤独と戦いながら他の生存者を探し続け、また、ウイルスの抗体を捜す研究を続けていた。ある日、ネビルは重大な事実に気付くが…。
地球最後の男に希望はあるのか。
観客にとっては、人類滅亡の原因を探りながら、ネビルに感情移入しながら観ることになる。大都市であるにもかかわらず、アスファルトの隙間から雑草が伸び、野生動物が走り、人が一人も居ないのは圧巻である。
スケールが大きく、人類滅亡の原因を探ることに注力しつつ観ていたため、感情移入することを忘れていた。そのため、いまいち面白く感じなかった。恐らく、ネビルと一体化するような感覚で観ていれば、楽しめただろう。
謎が小出しで解決されていくため、映画中では退屈することはない。ただ、全体の流れはある程度予想がつくため、意外性が少ないと思う。いや、意外性を感じたシーンがあったのだが、伏線無視だったので、萎えたというか…。
主人公に感情移入すればかなり楽しめる映画だと思う。また、何らかの信仰心があればベター。ホラー要素も含まれているため、劇場の方が楽しめそう。
劇場: マイカル 東岸和田
座席: 3 C-18
【関連情報】
・アイ・アム・レジェンド
http://wwws.warnerbros.co.jp/iamlegend/
2007年12月23日
ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記
前作を良く覚えていないのだが、面白そうだったので観て来た。
リンカーン元大統領に関する講演会に招かれたベン・ゲイツは、講演会後、リンカーン暗殺の首謀者は、ベンの祖先であるトーマス・ゲイツであるという日記の断片を見せられる。リンカーン暗殺者の末裔という汚名を着せられたベンは、日記の謎を解いていくが…。
リンカーン暗殺者の日記から消えた、謎の18ページ。そこに封印された暗号が浮か上がる時、世界中に仕掛けられた《禁断の暗号》が目覚める。
「浮か上がる」は「浮かび上がる」の記載間違いだろうか…。
ディズニー映画ということもあり、安心して観ることが出来た。年末のファミリー向け映画のようだ。暗号を解くことが、なぜ「汚名返上」になるのかが気になった。日記の断片には、何の首謀者か記載されておらず、暗号を解くことが出来れば(財宝を見つけることが出来れば)、暗殺を首謀したのではなく、暗号解読(財宝探し)を首謀していたという推測できる、という解釈でいいのかな。
頭脳明晰なチームということもあり、ホイホイと暗号が解かれていく。難しいことを考えずに、気楽に観ることが出来て良かった。考証はともかく、歴史を陰謀視点から見ることほど楽しいことは無いと思う。
大統領の本の P.47 に関しては、作中で解説されない為、次回作があるだろうか…。
ファミリー向け映画ということもあり、家族で観に行くのをお勧めする。人が殺されたり、血が流れたりするシーンは無い。前作を観ておくと、キャラクターの笑いどころが増えるかもしれないので、余裕があれば。
劇場: TOHO 六本木
座席: 5 G-16
【関連情報】
・ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記
http://www.disney.co.jp/movies/nt2/
2007年11月30日
ナンバー23
映画の予告編で興味を持ったので、観てきた。
それは、偶然から始まった。ある日、動物管理局に勤めるウォルターは、1匹の犬の捕獲にてこずった事により、妻との約束に遅れてしまう。妻は、待ち合わせ中に「ナンバー23」という本を見つけ、夫にプレゼントする。ウォルターは、その「ナンバー23」を読み進めていくうちに、23という数字に取りつかれていく…。
なぜ彼が選ばれたのか― なぜ彼だけに示されるのか― なぜ彼だけが解けるのか― 陰謀に立ち向かうただひとつの鍵は"23"
「23」という数字の秘密を暴くというストーリーを期待していたのだが、裏切られた。「23」の秘密は、かなりこじ付けなので、深く気にしない方がよい。数字にまつわる話は味付けと受け取り、流れを楽しめばよいと思う。
もう少し伏線が多ければ、より楽しめたと思う。謎解きは、主人公に任せるしかないかな。
人が飛び降りるシーンが生々しいので、少し注意が必要。ホラー映画ということは無いのだけれども。サスペンス映画で、最終的には「家族愛」のような感じになる。最近は、家族愛が大流行だ。
23に固執しすぎる予告や PR なのだが、それを気にせずに見たほうが楽しめるだろう。是非、映画館でどうぞ。一部のスリル感は、映画館でないと感じられないと思う。
劇場: MOVIX 柏の葉
座席: 1 H-6
【関連情報】
・ナンバー23
http://www.number23.jp/
2007年11月07日
バイオハザードIII
ポイントが貯まっていたので観てきた。
前回の惨事から8年がたったが、感染はさらに悪化していた。植物にも感染し、世界中は砂漠となる中、生き残った人々はアラスカを目指しネバダ州の砂漠を横断していた。戦い続けるアリスは、かつての同僚であるカルロスと再開するが…。
サヨナラ。命と魂を、捧ぐ―
人気シリーズ(?)の第三作目である。今回は、砂漠がメインであるが、最終的には研究所内での決戦となる。
アリスの戦闘力がインフレを起こしており、ホラーアクション映画となっている。ただ、マトリックスの最終章ほどの戦闘とはなっていない。最後の戦いの物足りなさからすれば、次回作がありそう…。舞台は日本かな。
ストーリーに色々詰め込んでいて、少々物足りないと思う。ミラ・ジョヴォヴィッチの強さを見たい方はどうぞ。
劇場: MOVIX 柏の葉
座席: 2 K-23
【関連情報】
・バイオハザードIII
http://www.sonypictures.jp/movies/residentevilextinction/
2007年11月05日
インベージョン
映画館で観た予告が気になっていたので、観てきた。
米国でスペースシャトルの墜落事故があり、その破片が地球に散らばる。同時期、精神科医であるキャロルの元夫が急に息子との面会を要求してきた。突然の変化が気になるものの、息子を元夫に預けたが…。
ある朝突然、あなたの家族が、別人になっている。
ご都合主義というよりも詰めの甘さが感じられたが、新感覚の SF サスペンスであった。ホラーアクションと言った方が良いだろうか…。全体としては、バイオハザードの第一作目を彷彿させる。
地球外生命体に人間が乗っ取られるという筋書きであるが、人間の「争い」という欲望を停止させる病気にかかると解釈する方が素直だろう。地球外生命体の目的がはっきりとしないのでなお更である。どんな過酷な環境でも生きることが出来るのに、あえて「動物」に感染する「理由」があれば、より良くなったと思うが。
人間が争わなくなったら それは人間ではない
本作品のメッセージは、作中にロシア大使が語った、この言葉に尽きると思う。
なかなか面白かったのだが、詰めの甘さを感じるので万人に勧めるのは難しいかな。バイオハザード第一作目のホラーを再体験して見たい方はどうぞ。作中の科学的説明は、無視の方向で。
劇場: MOVIX 柏の葉
座席: 5 H-7
【関連情報】
・インベージョン
http://wwws.warnerbros.co.jp/theinvasion/
2007年10月30日
グッド・シェパード
公開日の次の日に観てきた。
1961年4月、CIAは窮地に立たされている。キューバの政権転覆を狙った極秘作戦が内部の情報漏れにより失敗したのだ。数日後、作戦指揮者であるエドワードのもとに、内通者とスパイと思われる男女が映ったビデオテープが届く。エドワードは、それを基に内通者の特定を進めるのだが…。
CIA誕生にすべてを捧げた男の物語
CIA を中心とするスパイ映画を期待していたのだが、予想に反して、家族愛を中心とするヒューマンドラマであった。ハリウッド映画にありがちな、わかりやすい結末ではない。
約2時間半もの長時間の映画であるが、退屈することが無かった。内通者を特定するというゴールに向かう訳であるが、その道筋が非常に良くできている。ただ、一部の役者の区別が付かず、混乱してしまった。顔と名前(所属)は正確に覚えつつ観たい。
時間軸は、前後しながら進む。右下に年月が出るので、それを追えば良いだろう。というか、追わないと話がわからなくなる。僕も、1度では理解することが出来なかった。レンタルが始まれば、また観てみようと思う。
大スクリーンを効果的に使っている作品というわけではないが、使用されている音楽がいい感じなので、音響設備の良い劇場でどうぞ。
劇場: MOVIX 柏の葉
座席: 2 J-12
【関連情報】
・グッド・シェパード
http://www.goodshepherd.jp/
2007年10月14日
ローグアサシン
ジェット・リー出演映画なので観てきた。
FBI にクロフォードは、相棒(トム)とその家族を惨殺した伝説の殺し屋ローグが、サンフランシスコに戻ってきたことを知る。復讐に燃えるクロフォードは、日本ヤクザと中国マフィアをかき回すローグを追うのだが…。
3年前、親友を子とされた 復讐を誓ったオレの前に あの男が突然、蘇った・・・・ ローグ、お前は何者なのか?
ジェット・リー出演ということで、アクションを大いに期待していたのだが、裏切られた。しかし、ストーリーが良く出来ていて、良い意味で裏切られた。
真相に結びつく伏線が少ないのだが、伏線を追う作品ではないと思う。予想しなかった結末であるにもかかわらず、満足できたのは不思議…。主題を「アクション」と置いていたため、気にしなかったのかな。うーむ。
ただ、ヤクザをはじめとする日本の描写がイマイチ。笑い所としてみればよいのだが、もう少し「本物」の描画であれば、より良い作品になっていたと思う。少なくとも、キラ(デヴォン青木)はいただけなかった。日本語がおかしいのであれば、全て英語で良いと思うのだが。
アタリ寄りなので、時間のある方はどうぞ。
劇場: MOVIX 柏の葉
座席: 8 J-10
【関連情報】
・Rouge Assassin ローグアサシン
http://www.rogue-assassin.com/
パーフェクトストレンジャー
先週の半ばに観てきた。
議員のスクープを握りつぶされた元新聞記者のロウィーナは、ある晩、幼馴染のグレースから広告業界の大物ハリソン・ヒルの不倫スキャンダルの話を聞いた。しかし、数日後、グレースが変死体で発見される。ロウィーナは、ハリソンによる犯行ではないかと、調査を始めるのだが…。
ラスト7分11秒まで、真犯人は、絶対わからない―。
確かに騙される映画だったのだが…。
徹底的に伏線が足らないと思う。誤認させるための伏線が複数張られているのだが、真犯人にたどり着く伏線が本ストーリーの中に殆ど出てこない。そのため、見終わった後の爽快感がほとんど無い。
キャッチコピーの勝利かもしれない。
劇場: シネプレックスつくば
座席: 4 H-9
【関連情報】
・パーフェクトストレンジャー
http://www.movies.co.jp/perfectstranger/
2007年09月24日
ラッシュアワー3
息抜きに観てきた。
国際法廷で、中国マフィア「シャイシェン」の正体を明かそうとしたハン大使が狙撃される。護衛のリーは、怪しげな人影を発見し追跡する。狙撃者を袋小路に追い詰めるが、駆け付けたカーターのせいでとり逃してしまう。その暗殺者は、リーの良く知る人物で…。
今度はパリが超ド級の大混乱!!
ジャッキー・チェンが主演ということもあり、かなり笑える映画だった。
ストーリーはすごく単純で、捻りはほとんど無い。笑わすためだけの映画と観て問題ないだろう。前作の内容を覚えておいたほうが、理解しながら観れると思うが、ストーリーを理解する必要も無いので、観なくても OK である。
100分の作品だが、それよりも短く感じた。息抜きにどうぞ。
劇場: MOVIX 柏の葉
座席: 5 H-8
【関連情報】
・ラッシュアワー3
http://www.rh3.jp/
2007年09月16日
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
注目されているので、観てきた。
突如世界を襲った未曾有の大災害“セカンド・インパクト”。この影響で人類の半数近くは死にいたり、世界の各地には大破壊の痕跡が刻みこまれた。やっと平穏な日々が戻ったと思われたとき――14 歳の少年・碇シンジは父親から第3新東京市へ呼び出されて、出迎えを待っていた。
キャッチコピーを引用するのが常なのだが、本作品には存在しないようなので、ストーリーを引用する。キャッチコピーが存在しないあたり、新参者はお呼びじゃないかも…。
僕は、本作品の原作(アニメ)を観たことが無い。漫画版を少し読んだだけ。作品の全容を知らないので、映画を観ても良く分からなかった。4部作の1作目なので、なおさらだろう。中学生が必死に戦っている裏側で、大きな陰謀(?)が動いているという感じだろうか。
劇場作品にもかかわらず、アニメのように予告を入れたりするのは斬新だと思うのだが、あまり良いものでは無い気がする…。予告は、作品中に伏線を張るのが良いのではないかな(次回作品で回収)。
面白そうなので、次回作も観ることにする。
劇場: シネプレックスつくば
座席: 5 K-11
【関連情報】
・EVANGELION.CO.JP
http://www.evangelion.co.jp/
2007年09月12日
シッコ Sicko
アメリカの医療問題に興味があるので観てきた。
現在のアメリカは、医療保険未加入者が5000万人に達している。また、医療保険に加入していても、さまざまな手段により保険会社が保険金の支払いを拒んでいる。崩壊しているとも言えるアメリカの医療制度にムーア監督が切り込む。
テロより怖い、医療問題。
アメリカの医療制度をテーマにしたドキュメンタリー映画であるが、コメディー要素も含まれていた。社会問題を取り上げる都合上、ある程度のバイアスはかかっている。
現在のアメリカには、国民皆保険制度が存在せず、自由診療が基本となっている。そのため、民間の保険会社に加入することになるのだが、営利を追求する都合上、加入者にしわ寄せが来ている結果となるようだ。本来であれば、市場原理により、加入者にしわを寄せる保険会社が淘汰されるはずなのだが、そのようにはなっていない。そもそも、医療には、市場原理がなじまない可能性が高い。
自由診療を基本とするアメリカの話なので、私たち日本人には、ピンと来ないかもしれない。ただ、アメリカが社会主義を恐れているのが良くわかるだろう。
アメリカにある種の幻想を抱いている方は、ぜひ観てほしい。ドキュメンタリーなので DVD でも構わないだろう。
劇場: シネプレックスつくば
座席: 6 G-6
【関連情報】
・シッコ Sicko
http://sicko.gyao.jp/
2007年09月08日
トランスフォーマー
素晴らしい VFX を堪能しようと思って観てきた。
ある日、中東カタールの米軍基地に未確認ヘリコプターが着陸した。そのヘリコプターは、突然ロボットに変身し、基地を壊滅に追いやった上、機密情報をハッキングにより持ち出した。同じころ、気弱な男子高校生サムが父親に車を買ってもらったのだが、この車も奇妙な行動を始める…。
未知なる侵略はトランスフォーム〈変身〉から始まる!
米国防総省や米軍が全面協力した、ある種のプロパガンダ映画である。その為、善悪が分かりやすく分かれておりストーリーも一本の線となっている。
VFX 技術を楽しめればよいと思って観た映画なのだが、ストーリーのつなぎ方もよく、満足でした。僕が人間以外にも感情移入するタイプであれば、大いに感動できたと思う。ただ、ロボットの敵味方を見分ける「紋章」が似ていて、途中まで混乱していたが…。混乱というか、勘違いかな。
作中の軍事作戦内容は、実際に米軍がシミュレーションした内容を基にしているらしい。もちろん噂の域は出ないのだけど、作戦内容の細かい部分に現実感を感じることが出来た(攻撃対象にレーザーでポインティングするとかね)。
女性が楽しめるかどうか微妙だが、男性なら高確率で楽しめると思う。後ほど出るであろう DVD では、迫力を満喫するのは難しそうなので、劇場に足を運んでみてください。
【関連情報】
・トランスフォーマー
http://www.transformers-movie.jp/
2007年09月02日
ベクシル −2077日本鎖国−
ストーリー設定と 3D-CG 映画というのに惹かれて観てきた。
21世紀初頭、人類に延命効果を与えるバイオ技術が瞬く間に全世界に広がった。また、ロボット産業も急速に発展し、特に日本は、技術・生産面で大きくリードし、あらゆる市場を独占していた。しかし、これらの技術の危険性が指摘され、国連は厳格な統一基準を設ける。それを不服とした日本は、国連を脱会し、鎖国政策をとる。2067年、日本はハイテク技術を駆使した完全なる鎖国をスタートし、その後の情勢は謎のベールに包まれていた…。
ハイテク鎖国から10年。日本は想像を遥かに越えた変貌を遂げていた。
ハイテク技術により完全な鎖国政策を取っている日本に、米国特殊部隊 SWORD が潜入するストーリーである。
ストーリーは、ハリウッド映画を模倣したように思える。肝心の 3D-CG のクオリティであるが、実写映画に近づけたというよりは、いわゆるアニメ寄りであるように思えた。したがって、映画ファイナルファンタジーのような映像を期待してはいけない。ただ、作中でも CG の細かさにばらつきがあり、作品としての試行錯誤が垣間見えた。
3D-CG であるが、カメラワークは既存の実写映画と変わらないように思える。そのため、一部のシーンでは、かなりの迫力が楽しめた。現実には存在しないカメラワークの場合、少し映像が軽く感じてしまう。
実写でもない、アニメでもない映画を楽しむことが出来た。政治・思想色が薄いので、隣国の比喩とかは出てこないので念のため…。時間がある方は、劇場に足を運んではいかがだろうか。
あ。主人公の声は我慢が必要かと :p
【関連情報】
・ベクシル −2077日本鎖国−
http://www.vexille.jp/
2007年08月24日
オーシャンズ サーティーン
前々から観たかったので、観てきた。
世界的なホテル王バンクに騙されたショックで、オーシャンズのメンバーであるルーベンが心筋梗塞で倒れた。ルーベンの病床に駆けつけたオーシャンズは、ルーベンの仇をとることを決意する。バンクが新たにつくるラスベガスのカジノホテルを狙うのだが、最新鋭のセキュリティシステムが立ちはだかる…。
ド派手なリベンジにしようぜ。仕返しは13倍返しで―。史上最強の犯罪ドリームチームが始動する!
豪華キャスティングの影響か、ストーリーが薄っぺらい感じがした。最初に計画した内容が、ほとんどひっくり返ることなく遂行される。ただ、前作までよりも個々の役割や性格の描写が深いように観えた。
早い話、よく覚えていない…。
映画館から出ると、綺麗さっぱり忘れるのだが、鑑賞中に飽きるということは無かった。時間のある方は、観てみてはいかがでしょうか?カップルで行っても、映画の解釈をめぐって口論になることは無いと思います :)
【関連情報】
・オーシャンズ サーティーン
http://wwws.warnerbros.co.jp/oceans13/
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