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2004年01月24日
高信頼e-ジャパンを目指して
本日、工学院大学CPDセンターシンポジウムに某K氏と一緒に行ってきた。主題「高信頼e-ジャパンを目指して」副題「ITスーパーエンジニアの育成」って感じ。
まず、工学院大学に行くわけですが微妙に迷ってました。にしても、工学院大学は非常にきれいだった。
パンフレットに目を通すと、「セキュアシステム設計技術者の育成」プログラムというのを工学院大学ではじめるようだ。で、セキュリティー概論っのがあって、「暗号といえば某O教授(ミフネ船長似)だなぁ」とか思ってたら、本当に某O教授が教壇に立つようだ。びっくりを通り過ぎて笑ってしまった。あと、受講誓約書に「受講中は、機密情報及び機密情報が記載された関係資料及び記録媒体を無断で持ち出し、第三者に開示又は遺漏しません。」ってのがあるんだが、どんな講義するねん。まぁ。「文部科学省科学技術振興調整費振興分野人材育成」の一環らしいので、それなりの内容をするということか。ちなみに、出願資格はかなり厳しいです。
肝心の講演ですが、今回の講演者は、塚本克治(工学院大学教授)、池上徹彦(会津大学学長)、越智洋之(カーネギーメロン大学サイラボコンサルタント)、下村正洋(株式会社ディアイティ社長)、竹内郁雄(電気通信大学教授)、の5名です(敬称略)。その後、パネルディスカッションがありました。
越智氏の話は、非常に考えさせられる内容だった。要約すると、日本におけるセキュリティー教育は、セキュリティーの基礎をわかっていない教授が教壇に立っているということ。日本が誇れる、セキュリティー技術は暗号化のみ。どのように行うかより、なぜ(or 何を)行うかが大切(How より Waht が大切)。過激(?)な内容だったけど、面白かった。
竹内氏の話では、 SoftEther の開発者である登氏も出てきた。微妙に、話に間違いがあったのだが、大したことでないので指摘しないでおいた。でも、休憩時間の周りの様子を見ていると、やはり登氏は注目されているようだ。にしても、竹内氏は非常に話の仕方が上手いと思った。必ず、どこかで笑わせてくれる。
「大学IT教育の限界と可能性」という題で、パネルディスカッションがあった。情報教育は、全学部で行うようにするべきだなんて話もあった(今時、やってない大学ってあるのかな?)。あんまし、関係ないんだが、大学は出席重視から結果重視にならないかなぁ。と個人的に思ってる(出席重視は高校教育の継続にしか思えない)。別に、出席しなくとも図書館で勉強できるし、専門的な内容なら、研究室にいつ教官に直接聞けばいいわけだし。
越智氏が、4年次に就職活動をして、勉強(or 研究)の時間を削るのはよくない。といってたけど、大半の就職希望者は3年次に就職活動してるっぽ。いずれにせよ、就活で時間が削られるのはよくないという意見に同意。また、即戦力にならない教育をする大学教育もよくない。という意見にも同意。これは、もっと現場に近い教育内容を取り入れろという内容で、研究すんな。という意味ではありません。
ほか。色々あったけど面倒なので省略。ちなみに、このシンポジウムの紹介は、教職員向けの掲示板に掲示されていました。教職員向けの掲示板には、今回のように面白いシンポジウム等の掲示がなされているので、たまにはチェックすることをお勧めする。
にしても、やっぱり聴衆の学生の人数が少ないのは気のせいか、、、
※お願い
講演者発言意図等に間違いがあればご指摘ください。
(間違いがあったら、意図を捻じ曲げるバカマスコミと同罪だ、、、)
【関連情報】
・工学院大学CPDセンターシンポジウム (工学院大学)
http://www.kogakuin.ac.jp/events/200401/2401.html
2004年01月24日 23:44 | Events
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コメント
つーかこういうシンポジウムとかをWORDの記事にすればいいんじゃねぇの?
書きようによっては面白い記事になりそうだし。
投稿者 634 : 2004年01月25日 18:23
某M先輩も同じこと言ってましたけど。
私は、WORDの読者層と微妙に外れるような気が、、、
投稿者 ceekz : 2004年01月25日 23:05