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2005年10月06日
著作権は無いが不法行為と認める
読売新聞社とデジタルアライアンス社が争っていた裁判の知財高裁の結果が出ました。
塚原朋一裁判長は、記事見出しについて著作物性は認められないとしながらも、デジタルアライアンスが行なった記事見出しの無断配信は不法行為にあたるとして、一審判決を一部変更し、デジタルアライアンスに対して約24万円の損害賠償を命じた。使用差し止め請求や、不正競争防止法違反行為については認めなかった。
地裁の「見出しに著作権は無い」ということに関しては、追認した形となりましたが、営業に使用したことに関して、不法行為に当たると認定されました。
報道を見る限りは、あやふやな点が多いです。ということで、判決の全文が読みたいです。知的財産高等裁判所で公開されるのかな。8月までしか公開されて無いんだけど。
著作権が無くても、知的財産権として認められるのかな。
和解に持ち込むという話もちらほら聞いていたのだけど。そうはなりませんでしたね。
地裁判決から、実に1年半の時が経っています。当時と現在では、状況が大きく変わってるなぁ。当時のメモを読んで懐かしくなった。
【関連記事】
・ネット記事の見出しに著作権なし (2004年03月25日)
【関連情報】
・見出しの無断配信は不法行為、知財高裁が読売新聞の訴えを一部認める判決
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/10/06/9397.html
・知的財産高等裁判所
http://www.ip.courts.go.jp/
2005年10月06日 23:13 | News
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コメント
見出しにも著作権はあるような気もする。
小さいスペースで記事の概要を伝えるための創意工夫は著作になると思う。
ただし、その見出しという著作物を全て引用しつつ記事本文への誘導を行う行為は、営業目的でも不当ではないと思うけどなぁ。
投稿者 Yappo : 2005年10月07日 11:46
>> Yappo さん
全面的に同意ですね。
見出しを無断利用し、リンク先を記事本文(配信元)にしていないのであれば、不法行為と言われてもおかしくないと思うけど。
投稿者 ceekz : 2005年10月08日 07:52