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2006年04月26日
「へんな会社」のつくり方
LA に行ったときに読んだんだけど、書評を書くためにもう1回読んでみた。
常識にとらわれない「はてな」の超オープン経営術
と表紙には書かれていました。多分、あまり「はてな」を知らない人向けのキャッチフレーズでしょうか?いわゆるビジネス書的なフレーズなんだけど、中身はなんて無い。なんてないというよりも、はてなの周りを徘徊しているおかげで、概ね知っていることばかり。
実は、2年前の夏にはてなの社長である近藤氏にお会いしたことがある。騒々しい中で会ったという事もあり、本書に書かれているような雰囲気ではなかったです。もしや影武者?
単純に僕の人を見る能力の低さかと…。
近藤氏のような人物は、僕の周りには多いような気がする。だから、すごいなー。なんて思わないのだけど、本当のすごさは「大人になっても」変わらないことか。
意見を言わなかったのは、「どうせ言っても聞いてもらえなさそうだ」というどうしようもない諦めがあったからです。
という「諦め」がたまり、徐々に子供の心が失われていくんじゃないかな。
日本国内でシリコンバレーになれる土地って、京都だけじゃないですか。
僕は、「つくば」をシリコンバレーみたいにしたいと思う。詳しいことは分からないけど、少なくとも「はてな」のようなポータルサイトを運営している企業は、皆無であろう。つーか、ウェブ系の企業はほとんどないんじゃね?
つくばには、筑波大学という総合大学があるのだけど、どうも堅実であることを望む人とオットリしている感じの人が多いような気がする。そういったところに、違う空気を入れるために AC が居るような気がするが、水と油みたいになっちゃってる。大学の歴史的に、学生活動を過剰に制限してきたツケ(?)が溜まっているのかもしれない。方向転換がなされるまで、まだまだ長い年月がかかりそうなので、学内でどうのこうのは、少し難しいかも…。
という「諦め」がたまり、徐々にまるくなっていくのです。たぶん。
ともあれ、僕も「つくば」のシリコンバレー化計画の一端を担いたいと思う。計画なんて全然立っていないけど。そもそも TX の「柏の葉キャンパス駅」周辺を「世界に誇れる学園都市にしよう」というプロジェクトが立ち上がってるみたい。うーむ。つくばは、もう時代遅れですか…。
ということで、普通にやってたら「へんな会社」認定されてしまった「はてな」の中を少し覗くことが出来ます。少し高めですが、買ってみる価値はありそうです。はてな周辺を徘徊している人には、物足りないですが信者の印ということで。
P.35 の写真に写っている携帯のストラップは NAMAAN じゃ無いですかね?気になって眠れない!
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http://d.hatena.ne.jp/jkondo/
2006年04月26日 12:35 | Books