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2007年04月15日
ブラッド・ダイヤモンド
初めて行った、ららぽーと柏の葉で観ました。入場に少し遅れた…。
「自由」「家族」「真実」 ― 彼らはダイヤにそれぞれ違う輝きを見た
マスコミや映画業界の巨大なスポンサーとも言える宝石業界のタブーに切り込んだ、社会派のアクション映画です。この映画を観ると、少なくとも「ダイヤモンド」を買う気がうせると思う。また、自身の力の無さを悔しく思うことでしょう。
元傭兵である麻薬密売人のダニー・アーチャーは「自由」を、漁師でありながら RUF に拉致され奴隷となっていたソロモン・バンディーは「家族」を、やり手ジャーナリストのマディー・ボウエンは「真実」を得るために、1つのダイヤモンドを追う話です。別々に追っていて、最後につながるものかと思いましたが、最初から共闘路線です(といってもなかなか上手くいきませんが)。
RUF(革命統一戦線)による行動が出てくるわけですが、もちろん少年兵も居ます。
躊躇なく多数の住民の殺害、手足の切断、暴行などを行い村々を焼き払った。また、村々の少年少女を半ば拉致し、麻薬漬けにした上で少年兵として勢力に組み込み戦闘を拡大させた。
Wikipedia に書かれていた内容は、全て映画の中にも出てきます。少年兵が住民を躊躇無く銃撃するシーンは、観ていても悲しくなってきます。
映画の本筋は、メイン3人の心情の変化と、ソロモンの家族愛です。感動するのもその辺。感動以上に考えさせられる内容がたくさんあるのですが…。
ということで、非常にお勧めです。これを観て、まだ「ダイヤモンドが欲しい♪」なんか言ってる彼女を連れてる男性諸君は、今後の付き合いを良く考えたほうが良いですよ。
あ。事前学習をしていると、もっと楽しめる映画でしたね。「シエラレオネ」「RUF(革命統一戦線)」「ローデシア」あたりについて教養があると、さらに楽しめるはずです。
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http://wwws.warnerbros.co.jp/blooddiamond/
2007年04月15日 15:37 | Movies