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2007年07月11日

頭がよくなる照明術

頭がよくなる照明術

Passion For The Future を読んで面白そうだったので購入した。

「ストレス」「不眠」「疲れ目」の一因は、照明(光)にある。人間の脳は、光がコントロールしているという視点に立ち、日本初の「灯りナビゲーター」が、光を味方につけた「灯り脳」になるための手助けをする。自宅や職場ですぐに使えるテクニック満載の書。

部屋の掃除(本棚の投入)をする前に購入した書籍であるが、照明の模様替えはまだしていない。すなわち、本書の内容を基に照明を考えることが出来る。参考にしたいと思える内容がたくさんあった。

僕は、明るい部屋が好きだ。また、無機質な空間が好きである。照明に置き換えると、高いところから太陽のように照らす明るい蛍光灯が好きということになる。そのような照明術は、昼間の仕事環境であればともかく、リラックスする場所では、適切でないようだ。

プロの技のポイントは光の色・高さ・当てる場所

本書のメインは、言うまでも無く「照明術」である。照明術には三要素あり、それぞれ「色」「高さ」「場所」となる。詳しくは、本書を読んでいただきたいが、概ね下記のようになる。

・光の色

青白くさわやかな色である「朝方や昼間の光の色」は、人を活動的にする。そして、オレンジ色で温かみのある色である「夕焼けの色」は、人に安らぎを与える。

・光の高さ(or 光を当てる場所)

高い位置からの光は、人の気持ちを活動的にする(直接照明の場合も)。また、低い位置からの光は、人の気持ちをリラックスさせる(間接照明の場合も)。そして、中間の位置からの光は、空間を立体的にする効果がある。

睡眠術についても述べているところが面白い。照明と睡眠には、密接な関係があるというのが本書の主張の一部であるが、いずれにしても「照明術」を得ることを目標にするのではなく、人生を楽しく過ごすこと(効率的に過ごすこと)を目標とするあたりに好感が持てた。

食後のコーヒーが目覚まし代わり

昼寝の勧めの中で、効果的に起きる方法が書いてある。その中で、寝る前にコーヒーを飲むというのがある。睡眠後の「目覚まし」として飲むというのが普通であるが、カフェインの効果が現れるまで30分ほどの時間が必要で、昼寝前に飲むと丁度良いのだ。苦味で目を覚ますのであれば、別であるが。

照明の効果というのは、普段気にしないものである。しかし、日常的に接する照明を効果的に使うことが出来れば、どんなに素晴らしい事か。本書は、素晴らしい毎日を送るための助けになるであろう。模様替えを考えている人もそうでない人も、ぜひ手にとってほしい。

ページ数: 256
読書時間: 1:48 (2.37 p/min)

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2007年07月11日 13:24 | Books

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