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2007年07月20日
傷だらけの男たち
都内で昼と夜に用事があったので、その合間に観てきた。
2002年クリスマス、仕事(捜査)を終え疲れきって帰ったポンは、ベッドで恋人が自殺しているのを見つける。3年後、立ち直れないポンは、飲めなかった酒におぼれ、刑事を辞職し、私立探偵になっていた。対照的に、彼の元上司で友人のラウは、富豪の一人娘スクツァンと幸せな新婚生活を送っていた。ある日、スクツァンの父が強盗に惨殺される。強盗事件にしては不可解な点が多く、父の死を不審に思ったスクツァンがポンに調査を依頼する…。
傷ついた二人に愛を呼び戻した、殺人事件。
本作品は、名作「インファナル・アフェア」シリーズを手がけたアンドリュー・ラウ監督によるものである。ラウ監督は、男性の暗い部分を描写するのが上手い。
最初にストーリーの大筋がみえる。しかし、途中で何度も大筋が間違えているのではないかと考え直させる出来事が発生するあたり、飽きずに観ることが出来る。ただ、もう少し「傷」に深入りしても良かったのではないかとも思った(少し薄い)。
意図しているかどうか分からないが、見落とされがちな周辺人物の心情の変化に気付くかどうかが作品の肝のようにも思えた。タイトルの通り、主演2人の心情にフォーカスを当てているが、観終わった後に気になったのは、周辺人物(特にスクツァン)が「あの時」「どこまで気付いていたのか」が気になった。鑑賞後にシーンを思い直すのは、ソウ以来で満足している。
バッドエンディングを気にしない方には、ぜひお勧めしたい。アジア映画ということもあり、登場人物の名前が短いので、混乱しないように気をつければ、かなり楽しめるはず。
【関連情報】
・傷だらけの男たち
http://www.drywhisky.com/
2007年07月20日 18:52 | Movies
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コメント
ソウってあのジグソー??
投稿者 り〜な : 2007年07月20日 21:49
>> り〜な さん
YES!!
投稿者 ceekz : 2007年07月21日 15:54