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2008年01月24日
一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法
3年半前に購入していたけど、読み終えていなかった1冊。
手帳をビジネスに活用している方は、非常に多い。しかし、手帳を仕事の管理にだけ使うのは非常にもったいない。夢や人生も管理することが出来るのだ。本書では、手帳を利用した夢のかなえ方をはじめ、著者の仕事術や時間管理方法を紹介する。
社長本は、出版されて直ぐに読まないと意味がない(色あせてしまう)場合が非常に多いと思う。本書もその類のものかと思いながら読んでいたのだが、そうでもないようだ。
本書の主張する手帳利用術は、現在流行の GTD に通ずるところがあるように思えた。逆に言えば、仕事などを上手く進める方は、何らかの形で GTD と似たことを実践していると思う。成功者が GTD を実践するわけではなく、成功者が実行しているものが GTD であると言えそうだけれども。
手帳という外部記憶に頼れば、頭の回転も速くなる
僕は、数年前までスケジュールや ToDo を全て頭の中で管理していた。別に不便しているわけではなかったが、他人のスケジュールも知る必要もあり、グループウェアを利用するようになった。当然、スケジュールや ToDo は、全てグループウェアに移した。
頭の中からスケジュールや ToDo を消し去ったばかりの頃は、非常に違和感があった。物事をあまり覚えなくなってしまった“よう”に感じたのである。今では慣れてきて、精神的に楽になったと感じている。振り返れば、常に頭の中を満杯にしておくことに慣れすぎていたのだと思う。
締め切りのない仕事に、成果は期待できない
見通しの立っている仕事には、締切は必須だと感じている。束縛するのも束縛されるのも嫌いで、締切を設定することが少なかったのだが、最近は、改めるようにした。ただ、見通しの立たない仕事には、締切は設けないほうが良いと思う。自由にさせておいたほうが良いものもが出来るだろ。逆説的に、仕事とは締切を設定することで効率化するものだと思う。
手帳利用術が本論であることから、もう少し広げてみたい方には、上記の2冊がお勧め。
本書には、手帳を仕事以外で利用する術が書かれている。ただ、著者が社長ということもあり、全ては「仕事術」に繋がる。少し古い本であり、同種の書籍は他にもあるだろうが、見かけたときは、手にとって欲しいと思う。
ページ数: 223
読書時間: 1:59 (1.87 p/min)
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2008年01月24日 22:17 | Books