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2008年05月12日
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2008年06月号
定期購読している、唯一の雑誌。他にも「情報処理」を定期購読しているけど、感想は書かず。
今回の大特集は、世界の食糧問題についてでした。あまり興味が無かった分野ですが、面白かったです。先月に続き、中国国内の問題が取り上げられており、今月は環境問題でした。
日本の食卓にも忍び寄る 食料戦争
自炊しないので気が付かなかったのですが、世間(世界)では、食料価格の上昇が問題になっているようですね(米の価格は最近3ヶ月で2倍になっている)。上昇の原因は、供給に対し需要が高くなっているためです。様々な原因が取り上げられていますが、バイオ燃料推進の煽りという見方が面白いです。
昨年には米国のトウモロコシ収穫高のゆうに20%がエタノール生産のために使われたが、それでもこの国の燃料需要のわずか1%を満たしたに過ぎない。
経済規模の差があることから、単純に比率を比べるわけにも行きませんが、食糧難を引き起こす危険性を検討すると、燃料化はその危険性に見合わないのではないかと疑問を投げかけています。但し、食糧難が問題になるのは、先進国よりも発展途上国ですから、転換はなかなか難しそうです(先進国では燃料の方が問題になる)。
中国の「不都合な真実」 大気と水の汚染はどこまで深刻なのか
中国ではスモッグが酷いようですが、政府は「大気汚染」と認めていないようです。理由は簡単で、微小粒子状物質(PM2.5)が規制対象に入らないから。現在の基準は12年前に定められており、当時 PM2.5 を計測することが出来なかったとか。現状の把握が急務ですね。
陸軍病院に渦巻く帰還兵たちの不安と怒り
「2008ピュリツァー賞」の受賞記事が掲載されており、これはワシントン・ポストによる記事です(2007年2月18日付)。イラク戦争から負傷帰還したものの、その収容先である陸軍病院が劣悪な環境にあるとのこと。また、戦時下という事もあり、簡単に除隊できず、言葉通り「収容」される事態になっているらしい。報道から1ヵ月後に大統領が謝罪したらしいが、環境は改善されたのだろうか。
食糧問題に関する関連書籍があればと思いましたが、食糧問題に関する書籍を1冊も読んでいない…。中国批判の記事が先月から続いているので、先月号を関連書籍として挙げておきます。
今月号は、今までより20円高いようです。値上げかな。
ページ数: 139
読書時間: 3:37 (0.64 p/min)
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2008年05月12日 23:53 | Books
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コメント
いきなりごめんなさい!!
私も筑大で難聴の学生です。
今ちょうど教育実習で、ぶらりと検索してみたらヒットしたので思わずコメントしちゃいました!!!
ちょっと想像以上に普通中学での実習は大変ですねー(><)去年はろう学校小学部で実習をしてすごく楽しい3週間だったんですが…
投稿者 ♪ : 2008年05月13日 22:10