« 自転車が無いと外に出るのが面倒な件 | メイン | 人と人のハブになるということ »
2008年08月04日
Webマイニング
3年ほど前に購入した一冊。
電子ビジネスの将来に有望なWebマイニングの構想と技術を探る。情報探索の見地からWebマイニングのための探索技術の有効性、実現可能性、スケーラビリティ、ユーザビリティに焦点を当てた、研究者・開発者向けテキスト。
Amazon.co.jp に書かれた紹介文より。
原著は、2001年に出版された Mining the World Wide Web: An Information Search Approach であり、中で参照されている文献は少々古い。また、現在では消えてしまった懐かしいサービスが沢山出てくる。消えてしまった理由を考えれば、サーベイ以上の何かを得ることが出来ると思う。
研究事例では、訳書オリジナルとして「事典検索システム Cyclone」が紹介されており面白かった。未踏ソフトウェア創造事業採択事業ということもあり(筑波大学関係者でもある)システムの存在は知っていたが、仕組みまでは知らなかった。
Webマイニング は情報探索の見地から解説されているが、別の見地(リンクのグラフ構造解析)から解説を行っている本書を関連書籍として挙げる。
Webマイニングに関する研究を検討している学生は読んでみると良いと思う。参考文献が少々古いので、被引用文献の調査も必須ですが…。
ページ数: 197
読書時間: 1:51 (1.77 p/min)
【関連記事】
・ウェブサイエンス入門 - インターネットの構造を解き明かす (2007年11月25日)
【関連商品】
・Webマイニング (武田 善行, 梅村 恭司, 藤井 敦)
・ウェブサイエンス入門―インターネットの構造を解き明かす (斉藤 和巳)
2008年08月04日 23:22 | Books