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2008年09月16日

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2008年10月号

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2008年10月号

定期購読している、唯一の雑誌。届いて直ぐに読んだ。

特集は3本(表紙記載のもの)。

“慈善”活動の裏側 セレブは地球を救えるか?

24時間テレビのような副題が付いていますが、面白い特集でした。特に、資金集めに中間業者が入る募金ビジネスの実体や、エイズ寺の話が興味深い。慈善活動というものは、少し距離を置くと胡散臭く見える不思議さがあります。これは、人間は欲深いはずだ、という疑いを持っているからかもしれません。

9・11から7年 世界のテロリズム最前線

アルカイダへの潜入記事を含む特集。反体制派(反米派)に潜入する記事は、国内の媒体では余り読めないですね。アルカイダの“成功”は、トップであるビンラディンが権力欲を持っていないという事を挙げつつも、暴力的行動が前面に出ているが故、自身の本当の目的を達成できないでいるという指摘。

「紙の世界」から逃げ出すジャーナリストたち 米国メディア戦争の裏舞台

インターネットの普及に伴い、紙媒体はお寒い状態となりつつあります。米国の新聞社は、旧体制からインターネットを歓迎する新体制に変わりつつありますが、その狭間で悩むジャーナリストに光を当てた特集です。日本では、メディアの再編が進まないのですが、再編する必要は無いということなのでしょうか。

「慰安婦」問題とは何だったのか―メディア・NGO・政府の功罪

慈善事業に関する関連書籍として。主義主張が先行する故、本当に必要なところに助けが届かないという指摘。

ページ数: 138

【関連記事】
「慰安婦」問題とは何だったのか―メディア・NGO・政府の功罪 (2007年12月15日)

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「慰安婦」問題とは何だったのか―メディア・NGO・政府の功罪 (大沼 保昭)

2008年09月16日 22:34 | Books

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