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2005年02月20日

未踏ユース成果報告会 〜発表

発表風景

もちろん、発表を聞きにきたのでちゃんと聞きました。でも、眠かったおかげであまり聞いてませんでした。ごめんなさい。

人間の第六感を模倣した夢見る計算機の開発
九州大学院の島田敬士氏のプロジェクトです。人間の夢見る構造を、現在の計算機を用いて再現しようという試みでした。はしょって説明すると、色彩情報と輪郭情報を抽出して、組み合わせて新しい映像(画像)を作るという感じです。デジカメとかのバンドリングさせれば面白いよね。みたいな話をしていたと思う。実用という形では、難しいところがありそうだけど、昔はやった『癒し』路線でいけないかな。

スケッチベースの草花のモデリングシステムの開発
東京大学大学院の井尻敬氏のプロジェクトです。よくわからなかったけど、すごかった。あんなにきれいに再現できるものだと思わなかった。

再現された花

もっとちゃんと聞けばよかったorz

多人数P2Pネットワークを利用した新たなネットワークゲーム
神戸大学の朝倉淳氏のプロジェクトです。P2P特有の面白さが出るゲームを作ろうという試みでした。特徴としては、ヤードリンクというシステムを挙げることができます。これは、個々のユーザ(ノード)が自分のヤード(フィールドの一部)を作ることができ、全てのユーザは、このヤードのつながりを行き来するという感じです。技術的な話よりは、ゲーム性の話が多くって、僕みたいな素人には聞きやすいプレゼンでした。実は、昼食をご一緒させていただいて、ノードの近さ(IPアドレス帯)も反映できたら面白そうですね。という話をしたような気がします。

メールによる懸賞応募システムの開発
関愛氏のプロジェクトです。僕は、てっきり女性かと思っていたのですが、男性でした。すみません。題からは、未踏という新規性が無く、ちょっと注目していたプロジェクトでした。システム的には、レンタルサービスを考慮して開発を進めていたようです。様々な、抽選方法に対応しているなど、汎用性がありそうなシステムでした。5月くらいからの商用化を目指しているらしいです。マーケティング要素を何らかの形で入れればよさげ。

アニメーション(人工画)向けの超低損失動画圧縮の開発
美濃加茂高校の星月優佑氏を中心とするプロジェクトです。アニメーション向けの動画圧縮技術の開発といったところでしょうか。いったい、普通(?)の映像とアニメーションの違いってなんじゃい。とか思ってたんですが、大きな違いとして、フレームごとに変化しない面積が結構ある。てことでした。言われてみればそう。JPEGで圧縮すると、粒々になっちゃうようなのが滑らかですばらしい!特許出願中らしいです。その関係か、技術的な話は少なめ。商用利用のみライセンスが必要で、フリーならタダみたいな、一時期前の GIF に似たライセンス形態かと思います(途中で有料化しちゃったけどね)。コーデックが出るのが楽しみ。

漫画設計支援システム「POM」の開発
函館高専の小林由佳氏のプロジェクトです。プレゼンが漫画風味で斬新だった。まぁ。漫画設計支援システムの開発なんだから、そっちの方が説得力がある。てっきり漫画を描いてくれるものかと思ったんだけど、そうじゃなくって『設計』の支援をしてくれるシステム。コマの配置とか、登場人物の配置などを支援。漫画書きたいんだけど、設計がむりぽ。な方にはいいのでは?小説を書けば、それを自動解析してコマ作成とセリフ作成まですれば、なんとなく製品化できそう。って、コアな製品だ。システムより、既存の漫画のコマの大きさの比率などを調査した資料の方がすごいと思ってしまった僕は、馬鹿ですorz

Ruby.NET コンパイラの開発
名古屋工業大学の淺川浩紀氏のプロジェクトです。国産言語の Ruby を .NET で扱える形式に変換するシステムの開発という感じです。すみません、あまりにも眠くて、意識が飛んでしまいましたorz 目が覚めると終わってた。

Rubyプログラムを高速に実行するための処理系の開発
東京農工大学大学院の笹田耕一氏のプロジェクトです。難しい話は良くわからないのだけど、国産言語 Ruby を高速に作動する仕組みを作ろうという話だと思う。なんか、すんげー早くなってたんだけど。うわー Perl に対応したのがメッチャ欲しい。あれか? Ruby に乗り換えろというお告げですかな。本家にバンドリングされるっぽいですなぁ。なんとなく。

G-rated Grid Game:G3 〜 Gridの付加価値としてのグリッドゲーム
同志社大学大学院の花田良子氏を中心とするプロジェクトです。グリッドといえば、あいた計算機能をあつめて使うというイメージがあるんだけど、このプロジェクトは、グリッドとゲームを組み合わせる。というアプローチでした。だから、ゲームしながらバックグラウンドで計算が続くんだけど、その計算結果によってゲームの展開も変わるという感じ。ドラクエみたいだった。たんぱく質の計算で実装していたみたいだけど、計算内容を簡単に変えることができる仕組みがあれば、色々なグループ(?)でグリッドができそう。乱立ですな。

やっと。書き終わった。1時間くらいかかった。

本当は、発表を聞きながらどんどんアップしていく計画だったんだけど、ネットワーク環境がありませんでした。

【関連情報】
・Industrial Cyblog
 http://d.hatena.ne.jp/Blacker/
・Hossy@FlyHigh!!
 http://d.hatena.ne.jp/Hossy/
・YARV: Yet Another Ruby VM
 http://www.atdot.net/yarv/

2005年02月20日 03:10 | Events

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今年もそういう時期です。去年僕らの発表にもきてたCeekzさんが今年度のレポート書いてます。 Ceekz Logs: 未踏ユース成果報告会 〓発表 なんだか今... [続きを読む]

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