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2006年08月04日
すべては一杯のコーヒーから
筑波大の OB である、タリーズコーヒージャパン CEO の松田氏の著書です。氏の名前は、大学に居ると良く聞くのだけど、どんな人か良く知らないので買ってみました。
タリーズコーヒージャパン起業物語。成功には理由がある。金なし、コネなし、普通のサラリーマンだった男が巨人・スターバックスに挑戦!
普通のサラリーマンと言えども銀行に勤めていた方なので、それなりのステータスはあると思う。むしろ、そういった安定的な(?)立場を捨てて起業する理由を知りたかった。
日本の大学を選ぶときには、ブランドにはこだわりはなかった。筑波大学国際関係学類に決めたのは、単純に広いキャンパスで自由闊達に大学生活を満喫できると思ったからだ。
僕が、筑波大学に決めたのは AC 入試をやっているからなんだけど、似たような感じかも。真剣に選んでいる方には申し訳ないけど、これくらいの軽い気持ちで選ぶ方が後々良いような気もする。
自伝に近く、説教臭くないところが良いです。僕が知りたいのは、それまでのストーリーであって、その分析では無いので。まだまだ分析を知る段階ではなく、人の生き様を何らかの形で知りたいと思っています。
実際にお会いしてお話を聞くのが一番なんだろうけど。
海外の大手が国内大手商社とタイアップして国内参入してもあまり上手くいかない理由が垣間見えた気がします。マクドナルドとバーガーキングの対比が出ていたのだけど、バーガーキングって日本参入を目指してたのを始めて知ったよ。
熱意だけではダメで、どうしても人のつながりとタイミングが成功には重要そうですね。
いわゆる成功者は、自身の今の状況を評するときに「ここまで大きくなった」と言い、決して「成功した」とは言わないものなんだなというのにも気づいた。結局のところ、いつまで上を向いているかが大きくなるためのキーポイントではないだろうか。
成功した!と言って、隠居したいんだけれども。
他人の自慢話が嫌いな方は、ちょっと読みにくいかもしれない。でも嫌味な感じは全然しなかった。松田氏のこれまでとタリーズのこれまでを少し知ることが出来そうです。
【関連記事】
・タリーズとワタミの書籍 (2006年07月25日)
【関連商品】
・すべては一杯のコーヒーから (松田 公太)
2006年08月04日 18:47 | Books
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コメント
バーガーキングって以前日本に数店舗ありましたよね。
撤退しちゃいましたけど。
投稿者 onuki : 2006年08月05日 15:55
>> onuki さん
ブランド確立に失敗したのかな…。
それよりも、もう少しオーダーメイト性を高めたハンバーガーショップが欲しいなぁ。
投稿者 ceekz : 2006年08月05日 18:10