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2006年11月14日
ハーバードからの贈り物
BOOKOFF で見かけて衝動買いしました。
信じた道を行くと心に決めたとき、この本を開いて欲しい―。
こんな風に帯に書いているわけですが、僕は、まだ信じる道が見つかっていないかもしれません。それでも春には、すこし道を決めて進んでみることにしました。迷走してますけど…。
本書は、10ページほどのエピソードが15編収められています。ハーバード・ビジネススクールでは、学期末の講義で、教員の経験などを語ってくれるらしい。その内容を編集して収めたとの事。
MBA 課程に在籍する学生向けのエピソードと言うことで、ビジネス・リーダとしての将来を目指す方向けと言うことだろうか。しかし、前書きにも書かれているが、少しでも前を目指す方は、誰にでも本書を読む価値があると思う。
五年目の同窓会というのは、危険なイベントである。
と書かれた「同窓会」というエピソードでは、相対的な尺度を使わずに絶対的な尺度で、自身を評価するべきと説いている。確実そうな「良い仕事(初任給が良いなど)」についてしまい、人生全体で考えると損してしまうと。
サラが育ったのは裕福でもなく、有力な縁故もなく、立身出世のために有利な条件は何もないごく平凡な家庭だだった。
から始まる「サラの物語」というエピソードでは、自分の会社で重大な決断(リストラ etc...)を下すとき、その会社で働く人というのは、ただの「数字」ではなく、それぞれに家庭があり誰かのために働いていると言うことを思い出して欲しいと説いています。重大な決断を下すなとは書いていない。
などなど、15編が収められています。
これは、誰にでもお勧めできます。書店や図書館で見つけたら、是非手にとって読んでみてください。ビジネスに関連することが多いですけど、人生の何らかの指針を与えてくれるようにも思えます。
筑波大学に入ってから、先生の過去を詳しく聞いたことがあっただろうか…。
ページ数: 190
読書時間: 2:05 (1.52 p/min)
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2006年11月14日 02:01 | Books