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2006年11月23日

第32回雙峰祭 反省 生中継プロジェクト

書くと言いながら書いていなかったので、現実逃避するかたわら書くことにする。1ヶ月以上も前に下書きした内容をベースに。

「生中継プロジェクト」について。

昨年実施できていて、今年実施できていなかったことは一つもありませんが、今年初めて実施できたことはたくさんありました。ということで、大成功だったと思います。

・理念の変更

そろそろ「広い会場で何処にいけば分からない来場者を誘導する」という理念から「現地に来れない人に疑似体験していただく」という理念に変更しても良いかと思う。僕は、当初から後者の理念で進めるものだと思っていたのですが、当時の企画担当者(本部企画局の後夜祭部門長)が前者で進めたのがスタート。

具体的には、学内での配信を止める。外部向けに多チャンネルの配信を行う。ということが挙げられます。

・学内での配信の停止

学内での配信の需要は、残念ながら低いといわざるを得ない。ただ、全く配信しないのもアレなので、今年と同じく生中継本部にスクリーンを設置して配信するのが良いのではないかと思う。他の一般企画(調理系)と協力できれば、スクリーンの前に休憩所のようなものを設けることもできると思う。

・生中継本部の場所

携帯の電波が入るところが良い。また、定点カメラを設置する場所から近い方が移動が楽なので、一学周辺に設置するのが妥当なのではないかと思う。総合計画局と相談ですかね。

・映像のミキシング

現在の PC のスペックでは、映像のリアルタイムミキシングは非常に難しい(遅延が発生するなど)。割り切って、生映像を多チャンネルで流すのが良いと思う。

ただ、最後の後夜祭は、定点カメラと移動カメラの PinP で放送できれば良いかと。

・アクセスポイント

後夜祭のアクセスポイントは、サイドイントレとバックイントレの両方に設置するのが良いかと思う。バックイントレだけでも距離的には問題ないのですが、音響機材の影響か、非常に電波の入りが悪くなる。

・サイドイントレ撮影の実施

後夜祭時に、僕の思いつきでサイドイントレの撮影を実施しました。今までは後からの映像しかなかったので、前からの映像もあると良いとおもう。

ちなみに、人手不足から実施に反対する声がありましたが、僕が提案した時点で、僕にとっては「実施しない」という選択肢はありませんでした。人手が足らないなら近くにいる人を捕まえて(迷惑だな)、僕の仕事を任せ、1人でもサイドイントレにカメラを設置するつもりでいました。何をそう駆り立てるのか分かりませんが、おそらく「終わった後に後悔したくない」という気持ちが大きいのだと思います。

ええ。迷惑な OB ですよ。もう居なくなりますから勘弁してください。

・ライブ CM の再放送

ライブ CM は、出演する企画のモチベーションの面からも非常によい試みだと思いました。撮影された映像を再放送するともっと良いと思います。

事前に撮影した CM などを含め、全体の CM 時間を30分などと決め、ライブ CM の撮影が終わったら古い CM と差し替えながら、どんどん CM を更新していくのが良いと思います。最終的には、事前 CM が、全てライブ CM に切り替わるのが理想でしょうか。

・シフトの問題

定点カメラのシフトは難しくないが、暇になりがちです。長くとも2時間で交代できるシフトを組むべきであると思います。むしろ、定点カメラに関しては、他の局の方でも良いと思います(撮影というより機材管理だから)。

また、人間関係の形成の面を考え、1年生は3日間で1度は、案内所に2時間ほど入るのが良いと思います。自分の仕事だけしていても、良いアイデアが出てきませんし、全体を見ていないと、前に進むことができません。案内所の案内業務よりは、企画のチェックなどがよさげですね。

また、最低の人数を見積もる傾向にありますが、どちらかというと最大の人数を見積もって、シフトを組むと良いと思います。残ったスタッフで、その場で新しい企画を考えれば良いのですから。計画通り行うことだけが、学園祭の醍醐味であるとは思えません。

・広報宣伝

今年は、恐らく世界初の学園祭 HD 放送に成功することができました。でもそのことを知っている外部の方は、どれだけいるでしょうか?プレスリリース代行サイトを利用するなど、もっと広報したほうが良いと思います。

広報で大事なのは、事前の広報は当然のこと事後の広報も大事だと思います。例えば、「学園祭期間中に○○人への放送を行った」とか「世界で初めて学園祭の HD 放送」を行ったという、報告のようなプレスリリースも投げておくのが吉です。

・案内所の HUB の不良

案内所に設置した HUB が作動しないという事態が発生しました。原因は、恐らく LAN ケーブルの不良であるか、ケーブルが長すぎたためだと思います。1000BASE-T(1Gbps)は100BASE-TX(100Mbps)よりもデリケートなので、必要の無い箇所は 100BASE-TX にしておくのが無難です。

PC への直結では正常に動いたというのは、PC が 100BASE-TX だったからであるのと、実委室では正常にリンクしたというのは、ケーブルが短かったためだと思います。

その辺は、専用の機器がないと調べられないんだけど…。某K氏が持ってる。

・決定のすばやさ

段取りが悪いとは感じませんでしたが、現実的な困難にぶち当たったときの決断に迷いがあると感じました。誰(何)のために企画を実施するのかという原点に立ち、すばやい決断が必要だと思います。

「優柔不断は誤った決定よりもなお悪い」という言葉が。

ただ。決断が困難だったのも理解しています。今年の場合、新たな決断を下した場合、現行理念の否定につながるからです。そういうときに、私たち OB は、現実をみて背中を押さなければなりませんが、最終的には現役に任せる必要がありました。ごめんなさい。

・移動中継のライブ放送

無理にライブ放送を行う必要は無いと思います。無線のアクセスポイント設置が困難な場合などは、録画放送という選択肢を選択する必要があるでしょう。録画放送の利点は、派遣する人員が1人で足るという事が挙げられます(複数人のほうがスムーズだと思いますが)。

事前録画放送を行わざるを得ない「場所」と「撮影時間」を決めておくと、決定がスムーズになると思います。

また、会場の臨場感を出すことを考えれば、撮影しながら被撮影者と会話するのも良いかもしれません(会話もそのまま放送する)。ダーツの旅のようなスタイルかな。

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