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2007年03月07日
検索エンジンがとびっきりの客を連れてきた! 中小企業のWeb2.0革命
佐々木氏が執筆したグーグルが面白かったので、購入しました。
Web2.0ビジネスは地方でも始まっていた。「グーグル」の著者が放つビジネスヒント満載の一冊!
Web 2.0 的なサービスとして検索連動広告を挙げ、その利用による成功例をまとめたのが本書です。
私は、どちらかというと「売る」側なのですが、やはり「買う」側のストーリーを知りたいものです。極端な成功例しか載っていないのだけど、そういうストーリーを知るには十分な内容でした。
例の多くは、新聞広告からの転換です。想定顧客層にダイレクトに広告することができるのも成功の要因ですが、コストの低さも成功の大きな要因だと思う。検索連動広告の多くは、競争原理による「入札」の仕組みが取り入れられているため、今後、コストが高くなることは避けられない。
次に「上手くいく中小企業」は、既に「次の上手い仕組み」を実行しているのじゃないかな。数年後には、その内容が書籍になりそう。その「上手い仕組み」を考えながら本書を読んでいたのですが、分からず仕舞いでした…。先見力が足らないのか :(
つまり「寄らば大樹の陰」という気持ちを捨てて、みずからリスクを取りながら新しい市場へと進んでいこうという気概が、彼ら彼女らの中には満ちあふれているのだ。
この一文につきます。検索連動広告は、それを進めるための良きツールとなったわけですね。
ということで、モヤモヤが増えてしまいました…。まだ Web 2.0 に参入していない中小企業の方にはお勧めかもしれません(インターネットに本格参入していない方)。バリバリ参入している人には、物足りないかもしれません。読み物としては面白いですけど。
佐々木氏の文章は読みやすくて良いですね。文章スタイルが好みです。
ページ数: 223
読書時間: 1:55 (1.94 p/min)
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2007年03月07日 03:51 | Books