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2007年09月02日

ベクシル −2077日本鎖国−

ストーリー設定と 3D-CG 映画というのに惹かれて観てきた。

21世紀初頭、人類に延命効果を与えるバイオ技術が瞬く間に全世界に広がった。また、ロボット産業も急速に発展し、特に日本は、技術・生産面で大きくリードし、あらゆる市場を独占していた。しかし、これらの技術の危険性が指摘され、国連は厳格な統一基準を設ける。それを不服とした日本は、国連を脱会し、鎖国政策をとる。2067年、日本はハイテク技術を駆使した完全なる鎖国をスタートし、その後の情勢は謎のベールに包まれていた…。

ハイテク鎖国から10年。日本は想像を遥かに越えた変貌を遂げていた。

ハイテク技術により完全な鎖国政策を取っている日本に、米国特殊部隊 SWORD が潜入するストーリーである。

ストーリーは、ハリウッド映画を模倣したように思える。肝心の 3D-CG のクオリティであるが、実写映画に近づけたというよりは、いわゆるアニメ寄りであるように思えた。したがって、映画ファイナルファンタジーのような映像を期待してはいけない。ただ、作中でも CG の細かさにばらつきがあり、作品としての試行錯誤が垣間見えた。

3D-CG であるが、カメラワークは既存の実写映画と変わらないように思える。そのため、一部のシーンでは、かなりの迫力が楽しめた。現実には存在しないカメラワークの場合、少し映像が軽く感じてしまう。

実写でもない、アニメでもない映画を楽しむことが出来た。政治・思想色が薄いので、隣国の比喩とかは出てこないので念のため…。時間がある方は、劇場に足を運んではいかがだろうか。

あ。主人公の声は我慢が必要かと :p

【関連情報】
・ベクシル −2077日本鎖国−
 http://www.vexille.jp/

2007年09月02日 22:39 | Movies

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