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2008年03月02日

ニッポンの大学

ニッポンの大学

404 Blog Not Found の書評を読んで面白そうだった。

大学を選ぶときの物差しは何だろうか。高校生の皆さんであれば、偏差値が基本的な物差しではないだろうか。大学は社会の縮図であり、ランキングを作成しようとしても様々な物差しが出てくる。「大学ランキング(朝日新聞社)」創刊者が、様々な物差しで日本の大学を紹介する。

激変する大学の流れが一目瞭然!

様々な物差しが用意されているが、全ての大学が物差しを持っていないため、公平なランク付けは難しいようである。広報に力を入れている私学が強めに出ている(広報ネタになるように集計している私学)。

本書でも、大学はサービス業の一種と押さえているようだ。だからこそ、様々な物差しが必要になるのだろう。「グラビア登場」のランキングが何の意味があるのか理解できないが、その指標を基に大学を選ぶ学生が居たり、大学の価値を見出すものが居るのだろう(居なかったら作者が滑稽)。

本書を読めば、ランキングに固執することの危険性が解ると思う。どのような物差しを用意しても、公平なランキングの作成は難しいのである。また、ある前提の下で公平なランキングを作成したとしても、本質的に無意味となる場合も多いだろう。

最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情

ランク付けの必要性を補足すると思われるのが、上記の書籍。文章はあまり良くないが…。

ということで、本書を読めば様々な大学を知ることが出来る。ただ、大学は「サービス業」であるということを受け入れられない人にとっては、無意味だろう。偏差値ランキングに固執している高校生が読むと良いと思う。本書を読めば、また「偏差値ランキング」に戻ってくると思うが…。

ページ数: 254
読書時間: 2:03 (2.07 p/min)

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2008年03月02日 20:55 | Books

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