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2008年05月06日
SEのフシギな生態 / SEのフシギな職場
5年前ほどに書店で購入した。
言っていることは理解できるし、実態も書かれている通りであろうが、結局、著者と一緒に仕事をするのは嫌だな…という感想が残っただけ。何故だろう。
各エピソードは、まずは漫画で概要を示し、その内容を解説し、どのような教訓を得られるかを解説するという3段になっている。読みやすいのだが、全て、主人公(筆者?)が被害者という立場になっているあたり、前記の反発につながっているのだと思う。
本書に登場する人物たちは、私の知り合いをちょっといじったものであったり、知り合いそのものであったり、実は私のことであったりと、すべて自分を含む周囲の実在人物たちであります。
出来れば、被害を発生させる立場の視点も欲しかった。本書の内容では、何をすると SE に負担がかかるかは分かるが、何故、そのような負担をかけるような人間になってしまうのかがよく分からなかった。面倒ごとから逃げるための嗅覚を身につけることは出来るかもしれないが、その面倒人間になるのを防げるかというと、難しいと思う。
読後感の悪さを思い出せば、こんな書籍も。
書いている内容には様々な教訓が含まれている。ただ、その文体や構成を受け入れられるかどうかは別問題。著者というよりは、編集者の問題なのかもしれない。読後感が悪くなりそうなら、早めに手放した方が良いと思う。
ページ数: 254
読書時間: 1:28 (2.89 p/min)
ページ数: 255
読書時間: 1:29 (2.87 p/min)
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【関連情報】
・キタ印工房
http://www.kitajirushi.jp/
2008年05月06日 22:58 | Books