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2006年06月22日
日本共産党
内部告発物は好きなので、買ってみました。日本共産党の元ナンバー4が明かす、日本共産党の全貌です。
これが実態だ!元・最高幹部が赤裸々に明かす「革命政党」の全貌
帯には、景気の良い(?)文章が踊っています。書店で購入したわけではないので、帯をみて買ったわけではないのですが。
著者は、元参議院議員の筆坂秀世氏です。セクハラ問題で議員辞職し、党内のポストも追われたわけですが、詳報が出ておらず気になっていました。そんな内情は、週刊新潮に掲載された手記に書かれていましたが。離党した事実を党本部がマスコミに回答したということで、日本共産党に抗議していたような気もします。思想及び良心の自由を犯されたとか何とか。
日本共産党も普通の政党なんだよ。ということが分かる内容です。胡散臭さを感じている方が読めば、なぜ胡散臭いのか納得できるのではないでしょうか。「これだから共産党はダメなんだ」という結論でもいいですし「共産党はこう変わっていかないといけない」という結論でもいいと思います。まずは、いろいろな意見・情報を眺めてみることですね。
政治には興味があるので、主要政党の政策はよくしらべているのだけど、知らないことがあった。
そもそも日本共産党は、政党助成法の考え方を最初に提唱してきた政党ではなかったのか。
現在、日本共産党は政党助成法に反対する立場を明確にしており、政党助成金を受け取っていない。
第九条 人民は民主主義的な一切の言論、出版、集合、結社の自由をもち、労働争議および示威行進の完全な自由を認められる。
この権利を保障するために民主主義的政党ならびに大衆団体にたいし印刷所、用紙、公共建築物、通信手段その他この権利を行使するために必要な物質的条件を提供する。
筆坂氏の主張どおり、共産党が提案していた憲法草案には、政党に対し「必要な物質的条件を提供する」となっている。もちろん、現在の政党助成法と異なるが、議員個人への配分ではなく、政党への配分という点では、助成法によく似ているかもしれない。
他にも自衛隊の取り扱いをめぐる迷走についても書かれていた。
読んでいて気付いたのだけど、半分くらいは不破氏の批判であった。個人的な恨みというよりは、共産党の組織がそうさせているのかもしれない。
私が罷免された時、メディアは私のことを「党のナンバー4」と書いたが、私にいわせれば、共産党にはナンバー1しかいなかったのである。
と書いているし。
ということで結構面白い。自民党や公明党、民主党の暴露本もあるのかな?
【関連記事】
・キャンペーンギフトで書籍を購入 (2006年06月07日)
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・日本共産党 (筆坂 秀世)
【関連情報】
・日本共産黨の日本人民共和國憲法(草案)
http://www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/02/119/119tx.html
・日本共産党中央委員会
http://www.jcp.or.jp/
・筆坂秀世氏の本を読んで (関連記事も参照)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-04-19/2006041925_01_0.html
2006年06月22日 23:12 | Books
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