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2006年11月25日
世間のウソ
雑学量の増加を求めて購入しました。中古だけど。
リスク・事件・子ども・値段・制度をめぐるウソを暴いていくのが本書です。「宝くじのウソ」「人身売買のウソ」「精神鑑定のウソ」「料金設定のウソ」「裁判員のウソ」などなどが解説されています。
読み始めは良い感じだったのですが、だんだんとグダグダ感が出てきて残念でした。ヒートアップしすぎなところがあるかもです。でも、雑学量は増加しましたよ。
「民事不介入の原則は戦後の日本に存在していない」という事実を法務大臣に直接確認するに至りました。
現実として、警察は「民事不介入の原則」を盾に民事紛争に積極的に介入してこなかったわけですが、この原則に根拠が無かったことを初めて知りました。ま。時間も人員も有限ですから、バランス次第なんでしょうね。
暴対法が強化されたあたりから「原則」が弱まっているのを見ると(感覚ですが)、暴力団に一種の警察機能(治安維持?)を代行させていた可能性がありますね。意思はともかく、現実としてあったように思える。
公開を旨とする裁判のなかで、合議における秘密など、原則としてありえません。
裁判員制度に守秘義務(永延)があるのですが、何の秘密を守るための守秘義務なのか?ということを書いていました。僕は、原告・被告のプライバシー保護かと思いましたが、よく考えると引用の通り公開が原則なんですね…。
ま。合議を行った際の他の裁判員のプライバシー等の保護でしょうか。本書では、裁判官の暴言や失言が漏らされると困るからだ、と書いてありましたが…。
裁判員制度をよく分かってないのですが、合議の内容は公開されないのでしょうか?調べないと。
ということで、途中にグダグダ感はありましたが、雑学量を増やすことが出来そうです。2年ほど前の書籍なので、少し古めですね。
あ!本書の内容が「ウソ」だったり :p
ページ数: 206
読書時間: 1:51 (1.86 p/min)
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2006年11月25日 23:35 | Books