« 今年最後のカニ鍋 | メイン | 企画書は1行 »

2006年12月31日

グーグル・アマゾン化する社会

グーグル・アマゾン化する社会

なぜか購入予定リストに入っていたので買いました。

多様化、個人化、フラット化した世界で、なぜ一極集中が起きるのか?

ライフスタイルの多様化が進む中、なぜ一極集中が進むのかを書いたのがこの書籍です。

タイトルにだまされた感じかも。一極集中というよりは、監視社会化する現在についてかかれたものだと思っていました。一極集中に関しては、今更感がありますね。

インターネット上とリアル上を比較するわけですが、リアルを示すためのデータが古いように感じました。1999年の話って、もう7年前ですよ?インターネットで言えば、そろそろ ISDN から ADSL に切り替わろうとしていた頃だと思います。

そのことを踏まえると、書題の「グーグル・アマゾン化する社会」は「化」が余計に思える。そう、これまでも一極集中していたし、これからもするように思っています。

では、多様化というのは何を表すのだろう。それは、一極集中しない「小さな部分」の取捨選択が可能になるということではないか。また、最初の入り口がたくさん準備されているということではないか。そして、時間の利用の仕方が変わるのではないか。

テレビでは、一九九〇年に民間衛星放送のWOWOWが、一九九四年にディレクTVが、一九九六年にスカイパーフェクトTVが開局し、放送チャンネル数は飛躍的に増えた。

放送チャンネル数が増えたが、肝心のコンテンツは多様化しているのだろうか?というか、どれくらい視聴者が居るのだろう?

まー。なんというか、お口に合いませんでした。全体としては面白いことが書いてあるのだけど、一部の事実誤認などが目に入り、面白くなくなってしまった…。数ヵ月後に読み返してみます。

とりあえず、インターネットをあまり利用しない人がざーっと読む分にはいいと思う。アマゾンを取り上げる書籍もあまり無いですし。

ページ数: 253
読書時間: 1:47 (2.36 p/min)

【関連記事】
教科書などを注文しました (2006年11月26日)

【関連商品】
グーグル・アマゾン化する社会 (森 健)

2006年12月31日 13:40 | Books

トラックバック

コメント