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2007年07月26日
15秒でツカみ90秒でオトすアサーティブ交渉術
他者の書評を読んで購入した。書評系ブログを見るのは楽しい。
発展的かつ強調的なアサーティブ(自己主張)の方法を年間276日「研修女王」が解説する。第一印象を変える自己紹介の方法や苦手な相手に「NO」を言う方法などを具体的に解説するほか、巻末には自己分析できるチェックシートが付いている。
外資系から日本の大手企業まで、年間276日の「研修女王」が、門外不出のノウハウを初めて明かす!
著者は、実際に企業研修を行っており、その経験に基づき執筆している。机上の空論かもしれないが、実際のスピーチ内容を例示するなど、具体例が多かった。反面、具体例の多用がゆえに、スラスラと読み進めてしまい、軽い内容と感じてしまった。読む人を選ぶのかもしれない。
本書によると、アサーティブ(積極的)がアグレッシブ(攻撃的)とパッシブ(受身的)の中間に位置するようで、早い話「偏りすぎはダメ」という事になるのではないか。都合の良い事ばかりを言っている様にも受け取れて、萎えてしまったのはここだけの話。
大串氏が実施する研修を受けてみれば、また違った印象になるかもしれない。
それでも「NO」と言われてしまったときこそ、アサーティブにいきましょう。
相手に「NO」を言うのは、結構難しいことです(本書では「NO」を上手く言うテクニックも取り上げている)逆に言えば、「NO」を言った相手も心苦しいはずで、そのフォローは大事だと思う。そのフォローがなかなか上手くいかないので、気をつけてみようと思う。
余談であるが、僕自身に「アサーティブ交渉術」を使うと、機嫌が悪くなると思う。やはり、ストレートに用件を伝えられた後、その用件の理由を補足してくれる方が嬉しいのだ。当たり前であるが、アサーティブ交渉術も人を選ぶと言うことで。
交渉術を全く知らない人は一読してみる価値があるだろう。しかし、交渉術・反論術に気を配ってる人からすればどこかで聞いたことがある内容が多いのではないか。また、確実に実践する方法は書かれていない(そもそも存在しないが)。
ページ数: 220
読書時間: 1:06 (3.33 p/min)
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2007年07月26日 23:16 | Books