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2008年01月26日

説明上手になれる「らくがき」の技術

説明上手になれる「らくがき」の技術

情報考学 Passion For The Future で紹介されていて、面白そうだったので購入した。

貴方は「らくがき」の力に気づいているだろうか。会議やプレゼンテーションに「らくがき」を持ち込むことで、一瞬にして貴方の考えを皆に伝える、強力なツールとなる。絵の描き方から会議術まで、グラフィック・ファシリテーションの専門家が伝授する。

会議・プレゼンがうまくいく!即効ノウハウ

「らきがき」の技術に関する書籍、すなわち「らくがきを上手に描けるノウハウ本」かと思っていたら、会議やプレゼンテーションを上手く進めるノウハウ本という感じであった。絵を描くためのトレーニングも載っていたが、外で読んでいたということもあり、斜め読みで終わらせた。時間をとって、トレーニングしたいと思う。

本書は、ツールキットという形で、3章に分けられている。大まかな内容は、以下の通り。

ツールキット1 あなたを成功へ導く「らくがき」

主に「らくがき」を行うための技術について解説されている。直線の描き方からはじめ、直ぐに描くことのできる基本形の解説などがある。絵心を少しつけたいのであれば、この章だけで十分かもしれない。

ツールキット2 らくがきをらくがきで終わらせないために

この章では、らぐがきの能力を自分自身の能力アップに使える方法が書かれている。思考方法の改善からはじめ、ネガティブな思考を止める方法の解説などがある。俗に言う、自己啓発系の内容が書かれており、らくがきをベースとして、自分改造を行うことが出来るだろう(人それぞれであるが)。

ツールキット3 らくがきが教えてくれるもの

最後の章では、自分以外の人に対し、らくがきをベースとして影響力を行使する方法が書かれている。また、より上手に描くテクニックやトレーニングを継続させるヒントが解説されている。少し少ないが、著者が最も主張したいのは、この章なのかもしれない。

実際の練習は「やってみよう」として書かれた内容に従えばよいだろう。らくがきは、実際に描いてこそらくがきであるから、ペンと紙を持った状態で読むことをお勧めするし、空き時間に徐々にトレーニングを積めばよいと思う。

すごい会議−短期間で会社が劇的に変わる!

らくがきの技術を身につけ、会議進行の主導権を握れるようになれたならば、すごい会議もお勧め。

本書は、らくがきのテクニックからその活用方法まで書かれている。ただ、手広く解説しているせいもあり、個々の内容が薄くなっている感も否定できない。会議やプレゼンテーションと絡めながら、絵心をつけたい方にお勧め。

ページ数: 237
読書時間: 0:49 (4.84 p/min)

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2008年01月26日 22:55 | Books

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