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2008年01月26日
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2008年02月号
定期購読している、唯一の雑誌。
英語が苦手だけれども、日本は海外からどのような目で見られているのかを知ることが出来る雑誌である。日常的に海外の記事に目を通している人には、あまり必要が無いかもしれない…。
気に入った記事をいくつかピックアップ。
ナイジェリア汚職取締官のニッポン視察旅行12日間
ナイジェリアの汚職取締官にとって、いかに日本は素晴らしい国かを書いた記事(ナイジェリア デイリー・トラスト)。他国に比べて…と胡坐をかいたり、満足してしまうのはよくないが、冷静に自国を評価したいと再認識。
フランスの哲学誌と考えた「幸福の世界地図」
ブータン王国が国民総幸福量(GNH)をベースに国の開発を行っているのは記憶に新しいが、関連する幸福の経済学に関する解説記事(フランス フィロゾフィー・マガジン)。特に、解説記事の後にある「『哲学的幸福指数』を使って世界の幸せ度を測ってみた!」が面白い。アリストテレスやエピクロスをはじめとした哲学者が主張する「幸福」を基に、各国(地域)の幸福指数を計算している。さて、日本の指数は…。
覆面取材で明かされる「カネと手口」 アメリカ“陰の権力装置” ロビイストの世界に潜入する
米国では、ロビイストによるロビー活動が活発である。ロビイストとは何者なのかを、覆面取材により明らかにした記事(USA ハーパーズ・マガジン)。今回の紙面で、最も良いと思った記事がこれ。ダミー会社を準備し、ロビー活動を依頼する中で明らかになったことが書かれている。一面的にみれば、一部の者に国が動かされている。しかし、そのような「一部の者」が多数いることで、バランスが取れているのかもしれない。
日本の国の良さを説いたのが前者、圧力団体(支援団体)により当事者の声が届かなくなった例が後者。併せてどうぞ。後者は、ロビー活動から少しずれるが…。
雑誌の感想は、もっと早く書くことにしよう…。
【関連記事】
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・「慰安婦」問題とは何だったのか―メディア・NGO・政府の功罪 (大沼 保昭)
2008年01月26日 23:36 | Books
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コメント
あら、ウチの親父も定期購読してるのでたまに読んでます。
先月か先々月だかの中田の記事は結構面白かったです。
日本を故郷として思ってないというか、日本に戻ってくる
感覚がないっていうのは凄いというか何というか・・・
てか毎回感想凄いですね、、やろうと思ってるんですけど
それやると本読むのが億劫になるかもしれないので
とりあえず読んだ本のことを人に話すようにしてます(;'Д`)
投稿者 kenta : 2008年01月27日 09:32
>> kenta さん
ページ数は少ないのですが、どれも読ませる記事なので面白いですね。
本を読むのが億劫にはならないのですが、感想を書くのが億劫になりますね。とりあえずいつ読んだかが判れば良いので、既読管理ようのシステムを作ろうかな…と。
投稿者 ceekz : 2008年01月27日 18:58