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2008年03月06日

学校―夜間中学はなんであるのか だれがつくったか げんいんは何か ぼくは知りたい

教職論(2006年度)で紹介されていたので購入した。

全国に夜間中学校と呼ばれる学校が約50校存在する(半数は文科省の認可を受けていない)。正規の教育課程を修了することが出来なかった人々が夜間中学校に通っている。何故、夜間中学校が必要なのだろうか。夜間中学校に通う人々は、どのような境遇だったのだろうか。自身もスラムのような場所に住んでいたという松崎氏が、受け持った生徒を紹介していく。

この本を読みながら、私は何べんも涙をふいた。ここに描かれた夜間中学の生徒たちのむごい人生に同情してではない。人間の尊厳について、生命の尊さについて、せつせつと訴えかける著者の熱い思いに感動してである。

帯には、本書を映画化した山田洋次氏の言葉が書かれていた。

日本の識字率は 99.8% である。本書は、残りの 0.2% の人々に焦点を当てている。日本において、教育を受ける機会を逃した人は殆ど居ないが、ごく少数居るのである。概ね全員の裏には、ごく少数の人々が居ることを再認識させられた。

教育実習に行く前に読むことが出来て、本当に良かったと思う。

僕は、僕が信じる何かを目指して多数派を優先するのだと思う。しかし、その裏には少数派が居ることを忘れてはならない。自分の肝に銘じる。また、皆さんも肝に銘じて欲しい。

「慰安婦」問題とは何だったのか―メディア・NGO・政府の功罪

関連する書籍として、従軍慰安婦と呼ばれる方々の境遇が書かれた書籍を挙げる。是非読んで欲しい。

本書の感想を軽々しく書くことができない。今の僕が本書の感想を書いても、滑稽であり何の重みもない。それほど、人々の境遇が淡々と書かれている。教員を目指す方や多数派を優先する何かを行っている方は、是非読んでみて欲しい。

ページ数: 217
読書時間: 2:34 (1.41 p/min)

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2008年03月06日 23:19 | Books

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