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2008年12月22日

ブログがジャーナリズムを変える

ブログがジャーナリズムを変える

当時はどのような未来を見ていたのかを振り返るために。

不特定多数の市民が情報を集め、議論することにより「真実」が醸成させる現代。マスコミの再生のカギは「参加型ジャーナリズム」にある! 現役記者がジャーナリズムの未来を大胆予想。ブログの今後の可能性を解き明かす。

Amazon.co.jp に書かれた紹介文より。

タイトルの通り、ブログがマスコミ・ジャーナリズムを変えると言われていた。僕が運営する CEEK.JP NEWS もそれを見越しての運営であった(Google News 日本語版より先に始めたよ!)。既存のマスメディアの報道にコメントを付けるブログが急増するであろう、再配信サイト(Yahoo!JAPAN などのポータルサイト)よりもオリジナルの記事にリンクするであろう、と読んでいた。

が、現状はどうだろう。ブログはジャーナリズムを変えたか?僕は、日本においては、ネットがジャーナリズムを変えつつあるが、ブログがジャーナリズムを変えたとは思っていない。ただ、本書は「ブログが」というより「ネットが」という方が内容に合致しており、タイトルをキャッチーにし過ぎている感がある。

著者の湯川氏は、現役の時事通信編集員であり、そういう意味で貴重な書籍だと思う。内容がイマイチまとまっていないような印象がするのは、その通り、まさにいま変化しようとしている裏返しだからだろうか。

数年後に読み返せば、また違う受け取り方が出来そう。それまで本棚で寝かしておこう。

ヒルズ黙示録―検証・ライブドア 新聞記者 疋田桂一郎とその仕事

放送と通信の融合を唱えていたが表舞台から去った者と、4半世紀前から新聞は変わらねばならないと主張していた者を関連書籍として。

古書のようなつもりで読むと良いが、新書のつもりで読むとガッカリするかも(今読むと特に)。数年寝かすと良い味になる事を期待したい。

ページ数: 285
読書時間: 2:56 (1.62 p/min)

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2008年12月22日 19:32 | Books

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