2008年12月01日
iPod touch のスクリーンショットを保存する方法
iPod touch でスクリーンショットを作成して、ローカルの PC に保存するまでの手順です。
iPod touch でスクリーンショットを保存する方法は、簡単でした。上部のスリープボタンを押しながら、ホームボタンをクリックすると、一瞬フラッシュしてスクリーンショットが保存されます。
保存されたスクリーンショットは、ホーム「画像」の「保存された写真」というフォルダに格納されています。このフォルダには Safari で保存したウェブの画像も格納されています。Safari でウェブの画像を保存する方法は、画像を指で長押しすると「画像を保存」のメニューが現れるので、それで保存できます。
iPod touch で保存した画像(「保存された写真」フォルダに格納された画像)を PC に移すのも簡単です(Windows XP SP3 で確認)。USB ケーブルで PC を接続すると、カメラ Apple iPod と認識されます。
Apple iPod をクリックすると、保存したファイルが並んでいます。プレビューは利用出来ないようです。好きなファイルを選択して、「マイ ピクチャに保存」か「コピー」をクリックしましょう(コピーの場合は好きなフォルダに貼り付けてください)。PNG 形式の画像として保存されます。
2008年06月18日
Firefox 3 に感動した!
Firefox 3 の JavaScript エンジンに感動しました。利用頻度の高い Gmail, Google Reader のレンダリングが非常に速くなっています。
MS-IME → ATOK に続き、ブラウザも IE 6 → Firefox 3 とする日が近いかも。
【関連記事】
・MS-IME をアンインストール (2008年06月12日)
【関連情報】
・Mozilla Japan
http://mozilla.jp/
2008年02月07日
K-MAC - MACアドレス変更ソフト
K-MAC は、ネットワークカード(NIC)などの MAC アドレスを任意の値に変更できるソフトである。
K-MAC は、非常にシンプル。NIC をプルダウンで選択すると、「Current MAC」に現在の MAC アドレスが表示される。その MAC アドレスを変更したい場合は、「New MAC」を書き換え「Apply」をクリックすだけ。実際に反映させるためには、NICの再起動が必要となる。
MAC アドレスの変更が必要な場合は、同一ネットワーク内で MAC アドレスの競合が起こっているときだろう。また、最近では、プライバシー問題の兼ね合いから、変更を行うシーンがあるかも。
実は、無線LANクライアントもブロードキャスト信号を発信している。図3のように、Windows XP の無線LANクライアントは、数十秒間隔で「probe request」と呼ばれる信号をブロードキャスト送信している。
Windows XP の無線 LAN クライアントは、アクセスポイント探索のために、自身の無線 LAN デバイスの MAC アドレスを送信しているらしい。そのため、移動履歴を勝手に作成される危険性がある。それを避けるためには、頻繁に MAC アドレスを変更するのも対策の一手段となるだろう。
NIC によっては、プロパティで MAC アドレスを変更できる場合がある(画像は PacketiX VPN Client Adapter の場合)。
安易に MAC アドレスの変更を行えば、接続されているネットワーク機器が故障する場合がある。事前に、ネットワーク管理者に確認するようにしたい。
【関連情報】
・K-MAC: Change your MAC address with ease - M.Neşet KABAKLI
http://www.neset.com/blog/2007/01/17/k-mac-change-your-mac-address-with-ease/
・最終回: PlaceEngineの次に来るもの そしてRFIDタグの普及する未来 - 高木浩光@自宅の日記
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20071104.html
2008年02月02日
Word のカーソルが半分になったときの対応方法
先日、いつも通り Word を使っていたらカーソルが半分になっているのに気が付きました。再起動するなどの試行錯誤を行っていたのですが、直らず…。
ズームを 100% で表示されているものを 150% に変更し、再度 100% に戻したところ回復しました。
同様に対応したら、直りました。ズーム周りのバグなのかな。再現方法がよくわかりませんでした。
【関連情報】
・Word でカーソルの高さが半分になった!?
http://blog.heiichi.com/?eid=496417
2007年11月30日
ドコモケータイ datalink
携帯のメールアドレスを変更したとき、アドレス帳の編集に 携帯マスターNX という製品を利用したのだが、品質に満足できなかったので、別のソフトを探した。なんと、純正の管理ソフトがあるではないか!
ドコモケータイdatalinkは、「FOMA 充電機能付 USB接続ケーブル 01」(別売)※1でパソコンとケータイを繋ぐことで、ケータイの様々なデータをパソコン上から閲覧・編集することができるソフトです。
通信ケーブルが別途必要になるが、ソフトウェアは無料で利用できる。機能としては、市販されているパッケージ製品と大差がないと思う。特別な機能を求めておらず、ドコモ FOMA を利用しているのであれば、このソフトで十分だろう。
テーブル表示での一括編集に直接対応していないが、間接的に Excel との連携がスムーズにできるのは嬉しい。データのエクスポートとインポートをシームレスに行うイメージ。また、メールアドレスの部分一致での検索にも対応している。
欠点として、作動が若干重いということが挙げられる。インタフェースを標準コンポーネントにすれば軽くなりそうなのだが、初心者にも親しみやすいインタフェースにしたのだろう。
なお、他にもメーカがデータリンクソフトを出している場合もあり、そちらの方が使い勝手が良いこともある。併せてチェックしておきたい。自分の利用している SA シリーズ専用のデータリンクソフトは、作動が軽快だった。
このソフトの存在を知っていれば、わざわざパッケージ製品を購入しなかったと思う。情報格差を体験した一日であった。
【関連商品】
・NTTドコモ FOMA 充電機能付USB接続ケーブル01 AMD59003
【関連情報】
・ドコモケータイdatalink(データリンク) - NTTドコモ
http://datalink.nttdocomo.co.jp/
・データリンクソフト - お客様サポート - NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/application/foma/datalink/index.html
2007年11月11日
CapsLock を Ctrl に置き換える
大学では iMac を使用している関係で、キーボードの配列も似せたいと思った。ひとまず、使用頻度の高い Ctrl を CapsLock の位置でも利用できるようにした。
レジストリを「HKEY_LOCAL_MACHINE」「SYSTEM」「CurrentControlSet」「Control」「Keyboard Layout」の順に辿り、そこで「Scancode Map」という名前でバイナリを保存する。設定内容は、前記画像の通り(Intel CPU)。
intel CPUはリトルエンディアン(これを最下位のバイトから順番に記録/送信する方式)なので、次のようにひっくり返して書き込んで下さい。
プロセッサの種類によって、設定方法が違うようなので注意が必要。
※追記(2007年11月13日)
現在の汎用的 CPU は、概ねリトルエンディアンである。引用元の記述は、少々古いようだ。
【関連情報】
・「Caps」と「Ctrl」の入れ替え
http://uguisu.skr.jp/Windows/winCaps.html
・情報科学類コンピューティング環境
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/ce/
2007年09月22日
WMP のイコライザ設定
iTunes のイコライザ設定例を見つけたので、常用している Windows Media Player のイコライザ設定に反映してみた。
db +3, +6, +9, +7, +6, +5, +7, +9, +11, +8 db
例の通りに設定すると、全体の音量が大きすぎる感じがしたので、全ての値を -3 した。設定する際は、スライダの動き方(左のラジオボックス)を「各スライダは別々に動きます」にしておく必要があるので注意。
低音が響きにくいのだけど、ポップス系では、全体的に良い感じに聴こえる。加えて、自分は、左耳が右耳より悪いので、バランスの設定で、少し左寄りにしてみた(左に寄せすぎると耳が痛くなる)。
イコライザ設定フォームは、メニューを「表示」「拡張設定」「グラフィック イコライザ」の順に辿れば表示される。上部にメニューが出ていない場合は、クラシックメニューが OFF になっているので、上部で右クリックボタンか Ctrl + M をクリックすればよい。
早速、先日購入した コンプリート[世界遺産]テーマ曲集 を聴いている(Original 1996 Version が好き)。良き Music Life を!
【関連商品】
・コンプリート[世界遺産]テーマ曲集 (鳥山 雄司)
【関連情報】
・A 'perfect' iTunes equalizer setting - macosxhints.com
http://www.macosxhints.com/article.php?story=20040902070807431
2007年08月01日
Tritonn による検索はスコア値でソートされない
最近は、徹夜しながら MySQL + Senna の Tritonn を試している。先日まで、Tritonn を利用した全文検索では、取り出した結果がスコア値でソート(適合度順)されるものだと思っていた。
すなわち、
SELECT * FROM table WHERE MATCH(col) AGAINST('*D+ 検索' IN BOOLEAN MODE);
というクエリを発行した場合、結果は TF-IDF に基づく順序だと思っていた。
これは、単なる思い込みで、正しくない。
SELECT *, MATCH(col) AGAINST('*D+ 検索' IN BOOLEAN MODE) FROM table WHERE MATCH(col) AGAINST('*D+ 検索' IN BOOLEAN MODE);
こうすればスコア値を表示できるので、スコア順でソートされていないことを確認できた。
sen_records_sort
また、MySQL + Tritonn のソースコード内で、ソートを行う Senna API が使われていないことも確認した。
ALTER TABLE table ORDER BY item_score DESC
事前に「アイテムの重要度」を決めるカラムでソートしておけば、全文検索の結果がアイテムの重要度(検索キーワードとの相関性を反映しない)でソートされるだろう。ただ、事前ソートがどこまで適用されるかがいまいち分からない(インデックスを利用した場合など)。
スコア順でソートしたい場合は、以下のようにクエリを発行すればよい。
SELECT *, MATCH(col) AGAINST('*D+ 検索' IN BOOLEAN MODE) AS score FROM table WHERE MATCH(col) AGAINST('*D+ 検索' IN BOOLEAN MODE) ORDER BY score DESC;
Tritonn のドキュメントが少ない状態なので、手探りで進めている。検証方法を確立しないと、大々的に日記に書くことが出来ないので、いつまでたってもメモなのだが。
【関連情報】
・[Senna-dev 624] Re: tritonnの近傍・関連文書検索について
http://lists.sourceforge.jp/mailman/archives/senna-dev/2007-June/000623.html
・Senna API解説 - Senna 組み込み型全文検索エンジン
http://qwik.jp/senna/APIJ.html
・12.1.2. ALTER TABLE 構文 - MySQL 5.1 リファレンスマニュアル
http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/ja/alter-table.html
2007年07月23日
MySQL のインデックスに Tritonn の機能を
MySQL では、1テーブルにつき1インデックスしか使用できないという制約がある(作成は出来る)。そのため、高速な問い合わせを可能にするには WHERE, ORDER で出現する全てのカラムの組み合わせで、マルチカラムインデックスを作成する必要がある。
その問題を回避するためだけにでも Tritonn (Senna) を導入する価値がありそう。ベータ段階ではあるが、「2ind機能」が複数のインデックスを利用可能にする。最新の MySQL 5 にも同等機能が実装されているが、微妙に使いにくい(WHERE, ORDER でまたげないのが致命的)。
MySQLが全文検索用のインデックスと通常のインデックスの両方を併用できるようにする2ind機能が利用できます。
「全文検索用のインデックス」となっているが、その他のインデックスとの組み合わせでも作動を確認した。ソートの際に、マルチカラムインデックスを準備する必要が無い(もちろん完全な作動を保障していない)。
・試したクエリ
SELECT * FROM book FORCE INDEX(review) WHERE price < 800 ORDER BY review;
price, review は、別々にインデックスを作成している(マルチカラムインデックスではない)。更なる検証は後日行うつもり(まさに必要としているので検証せざるを得ない)。まずは、他の検証例を探してみますか。
自分で Senna のインストールをしたことが無いので、自己環境の整備が急務。
※追記
低速になるクエリ文を見つけた。保障していない作動だろうか。
・低速になる例
SELECT * FROM book FORCE INDEX(review) WHERE price = 800 ORDER BY review;
MySQL のインデックスで完全一致を行った後、パッチの機能を用いてソートするとインデックスを利用しない場合(FORCE INDEX 未使用時)よりも低速になる。件数にもよるのだろうか。インデックスの利用は key_buffer_size あたりの値も影響するので、切り分けが面倒…。
【関連情報】
・Tritonn機能紹介 - Tritonnプロジェクト
http://qwik.jp/tritonn/feature.html
・6.2.6. インデックス結合最適化 - MySQL
http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/ja/index-merge-optimization.html
・MySQL5からのインデックス結合で1テーブル複数インデックスを使う - ウノウラボ
http://labs.unoh.net/2007/06/mysql5.html
2007年07月12日
s.hatena.ne.jp へのアクセスを簡単に遮断する方法
昨日、はてなスター(s.hatena.ne.jp)というサービスがはてなからリリースされた。素晴らしいサービスで、面白い取り組みだと思うのだが、メモリが大好きなようでたくさん食べる。
はてなスター日記 - ☆を消す機能についてを表示するだけで 200MB 以上のメモリを食べる。さすがにこれはひどい…。はて☆スタが肥満児になろうが知ったこっちゃ無いのだが、はてなダイアリーに地雷が出来たことはいただけない。
不本意ではあるが s.hatena.ne.jp へのアクセスを遮断する事にした。今回の設定は Windows XP SP2 で行った。他の環境でも同等の方法で可能だと思う。
C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\hosts
hosts というファイルに下記を追加するだけでよい。
127.0.0.1 s.hatena.ne.jp 127.0.0.1 s.hatena.com
このように設定すると、ホスト s.hatena.ne.jp にアクセスしようとしたとき 127.0.0.1 に接続するようになる。通常は 127.0.0.1 に何も無いので、結果的に遮断される事になる。間違えてスターをクリックすることも無くなるので、その道の人には安心感も提供されることだろう。
ついでに、作業効率が12倍になる方法もご紹介する。
127.0.0.1 mixi.jp
hosts にこの設定を追加するだけ!HAHAHAHA!
サービスのリリース直後ということもあり、一時的な問題だろう。改善次第、アクセス遮断を停止しようと思う。理念の押し付けが云々という意見もあるようだが、僕は、大いに結構だと思う。
※追記
127.0.0.1 より 0.0.0.0 の方が良さそう(via: とりあえず無差別爆撃を繰り返す星から身を守る)。
【関連情報】
・はてなスター
http://s.hatena.ne.jp/
VMware Server を手動起動に変更した
Virtual PC 2007 で CentOS が上手く利用できない(グラフィカルモードでのインストールを正常に行えない)ので、利用者の多い VMware Server に乗り換えた。試してみたところ、不都合なく利用できた。
VMware Server を使い出してから、何となく Windows XP の起動が遅くなっていることに気がついた。起動時にサービスとして起動しており、それが原因のようであった。常時利用するわけでもないので、手動で起動できるようにしてみた。
1. サービスの停止
VMware Server 関連のプロセスが自動起動しないように、以下のサービスを「自動」から「手動」に変更する。
VMware Authorization Service
VMware DHCP Service
VMware NAT Service
VMware Registration Service
VMware Virtual Mount Manager Extended
サービスの設定は、「コントロールパネル」「管理ツール」「サービス」で行うことが出来る。
2. バッチファイルの作成
VMware Server は、関連サービスが起動していないと使用できないようである。サービスを手動で起動するようなツールは提供されていない(多分)。サービスの設定画面でそれぞれのサービスを起動するのも良いが、面倒なのでバッチファイルを作成した。
serviceVMware.bat
net %1 "VMware Registration Service" IF "%1" == "stop" net %1 "VMware Authorization Service" net %1 "VMware DHCP Service" net %1 "VMware NAT Service" net %1 "VMware Virtual Mount Manager Extended"
serviceVMware.bat は start と stop の引数を受け取ることが出来る。厳密には、サービスコマンドで許可されている引数は、すべて受け取ることが出来る(手抜きw)。サービスがアルファベット順で無いのは、依存関係の都合。
3. ショートカットの作成
・起動用
serviceVMware.bat start
・終了用
serviceVMware.bat stop
serviceVMware.bat のショートカットを作成してから、プロパティで引数を追加するのが良いだろう。バッチファイルをそれぞれ作成するのも良いと思う。
起動時間が短縮してすっきりした。快適な VMware Server ライフをお過ごしください。
【関連記事】
・Virtual PC 2007 で CentOS 5.0 のインストールを試みる (2007年05月29日)
・仮想 PC ソフトを利用しようと思う (2007年04月19日)
【関連情報】
・VMware Server
http://www.vmware.com/ja/products/server/
2007年07月08日
Gmail のクリーンリストが作動していない?
Gmail の「連絡先」リストは、スパム判定を行わないクリーンリストとして利用できます。
友人または知人のメール アドレスを連絡先リストに追加してください。 Gmail では、連絡先から送信されたメッセージは必ず配信されるようになっています。
本日、連絡先に登録しているアドレスからのメールが「迷惑メール」に振り分けられているのを確認しました。会員制サービスの定期メールです。クリーンリストとして利用できない条件でもあるのだろうか…。
気が抜けなくなってしまった。迷惑メールのチェックも怠らないようにせねば。
【関連記事】
・Gmail の迷惑メールの数 (2007年05月13日)
【関連情報】
・メールに迷惑メールのマークが付けられないようにするにはどうすればよいですか。
http://mail.google.com/support/bin/answer.py?answer=9009&topic=1519&hl=ja
2007年07月01日
液晶保護シートを導入
液晶ディスプレイに保護シートを導入した。傷の防止というよりは、目の疲れの軽減のために。
貼るのに苦労しましたが、気泡は3個以内に抑えられたはず。背景が暗い場合は、自分自身が映ってしまうのですが慣れれば気にならないのかな…。
効果が出るのは先か。疲れないことが効果なので、効果が出ても気付かないような。
気休めに。
【関連商品】
・ELECOM 液晶保護フィルム EF-FL19HG
・ELECOM 液晶保護フィルム EF-FL121HG
2007年06月12日
エラーメールにご用心
あるアドレスに送信すると、複数のあて先に転送するような設定をしていたのですが、転送先のクオータが超え、エラーメールがループしてしまいました…。
ループしたエラーメールが届いた Gmail の容量。
エラーメールを削除した後の Gmail の容量。実に 1.5GB ものエラーメールが届いていました。途中の経路で遮断しているので、遮断していない転送先には、もっと多くのメールが届いていた可能性があります…。
行った対処について。
.procmail を利用して転送していたので、エラーメールの送信元になる MAILER-DAEMON のメールは、全て削除するようにしました。これで、新たにエラーメールが他の転送先に転送されるのを防ぎました。
$ vi /etc/postfix/main.cf ... bounce_queue_lifetime = 1h maximal_queue_lifetime = 1h
一時的に再送期限を短縮しました。通常は、宛先(転送先)にエラーが発生すると、数日間(デフォルトは5日間)、再送信を試みるのですが、その再送期限を1時間に設定しました。出来れば、再送そのものを停止したかったのですが、どうも 0h にすると無効(デフォルト)になるという噂を耳にしたので。検証はしていません。
再送期間を短縮することにより、クオータの問題が解決した後に、エラーメールが届き始めるのを防ぎました。
エラーメール怖い。
2007年05月31日
MySQL の DATETIME 型の日付の取り扱い
挿入日時を記録するために DATETIME 型を利用しているのですが、その日付の取り扱いに悩まされたので、書いてみる。
mysql> DESCRIBE hoge; +-------+----------+------+-----+---------------------+-------+ | Field | Type | Null | Key | Default | Extra | +-------+----------+------+-----+---------------------+-------+ | id | int(11) | | | 0 | | | cdate | datetime | | | 0000-00-00 00:00:00 | | +-------+----------+------+-----+---------------------+-------+ 2 rows in set (0.00 sec)
上記のようなテストテーブルを作成しました。挿入データは INT, DATETIME のみです。
mysql> SELECT * FROM hoge; +----+---------------------+ | id | cdate | +----+---------------------+ | 0 | 2007-01-01 00:00:00 | | 1 | 2007-01-01 00:00:05 | +----+---------------------+ 2 rows in set (0.00 sec)
挿入したデータは、上記の2種類。時刻を 0 で埋めたものを埋めていないものです。
日付値を前提とする関数は、通常、日付時刻値を受け入れて、時刻部分を無視します。
ドキュメントには、前記のように書いていたので、以下のようなクエリを投げてみます。
mysql> SELECT * FROM hoge WHERE cdate = '2007-01-01'; +----+---------------------+ | id | cdate | +----+---------------------+ | 0 | 2007-01-01 00:00:00 | +----+---------------------+ 1 row in set (0.00 sec)
ドキュメントから読み取った予想としては、日付で比較するのだから 2 rows の結果が欲しかったのです。すなわち、すでに挿入されてるデータの cdate が 2007-01-01 と解釈されて欲しかった。でもそうじゃない。
mysql> SELECT * FROM hoge WHERE cdate >= '2007-01-01'; +----+---------------------+ | id | cdate | +----+---------------------+ | 0 | 2007-01-01 00:00:00 | | 1 | 2007-01-01 00:00:05 | +----+---------------------+ 2 rows in set (0.00 sec)
大なりイコールにすると 2 rows となるので、対象として与えた 2007-01-01 は、内部で 2007-01-01 00:00:00 と解釈されてる模様。
MySQL 4.1.20 を利用しているので、関数 DATE が利用できる。この関数は、まさに DATETIME 型を DATE 型に変換する関数です。
mysql> SELECT * FROM hoge WHERE DATE(cdate) = '2007-01-01'; +----+---------------------+ | id | cdate | +----+---------------------+ | 0 | 2007-01-01 00:00:00 | | 1 | 2007-01-01 00:00:05 | +----+---------------------+ 2 rows in set (0.00 sec)
期待通りの結果に!
うだうだ書いたわけですが、僕のドキュメントの読み間違いが原因です。「日付時刻値を受け入れて、時刻部分を無視します」の後者を読んで勘違いしたわけです。前者もきちんと読めと…。
ドキュメント解釈ミスが起こりうるので、テストをきちんとしようと再確認した出来事でした。
【関連情報】
・6.3.4. 日付と時刻関数 - MySQL 4.1 リファレンスマニュアル
http://dev.mysql.com/doc/refman/4.1/ja/date-and-time-functions.html
2007年05月29日
Virtual PC 2007 で CentOS 5.0 のインストールを試みる
重い腰を上げて、仮想化ソフトの設定を行いました。
CentOS 5.0 のグラフィカルインストールを試みたのですが、正常に表示されませんでした。認識しているビデオカードが正しくないのかな…。解像度が 1600x600 となっています。解像度と画面の色(色の深さ)を変更することが出来れば、正常に表示されることが出来ると思うのだけど。
インストールの最初の画面(ディスクチェックの次)が、横長で乱れて表示される。
テキストモードでインストールするのは別にかまわないのだけど、何とかしてグラフィカルインストールできないかな。ブートオプションや Virtual PC の設定を詳しく調べてみよう。
【関連記事】
・仮想 PC ソフトを利用しようと思う (2007年04月19日)
【関連情報】
・Virtual PCでX Windowが使用できた!
http://hibi.hamazo.tv/e404994.html
2007年05月27日
デュアルディスプレイになりました
RX1550-LE256H というビデオカードを購入してデュアルディスプレイ環境を構築しました。古いディスプレイの有効活用ですが、サブディスプレイにエラーログ(SSH で tail -f コマンド)やチャットを表示しておくと便利な感じです。
19インチと17インチの構成なので少し設定に注意が必要。
普通に設定するとこんな感じ。メインとサブが逆っぽいのは、入力端子の関係です…。
違いは、ディスプレイの位置です。
モニタ アイコンをドラッグしてモニタの実際の配置と合わせてください。
説明どおりに、17インチのディスプレイを19インチのボトムラインと合うように設定しました。トップラインに合うなんて、アームを使わない限り起こり得ないんじゃないかと…。
RX1550-LE256H は HyperMemory に対応しているのですが、この機能を OFF にする方法は無いのかな。既に VRAM が 256MB もあるので、メインメモリを使いたくない。うーん。
ノート PC の電源も入れるとこんな感じ。キーボードを共有するために DOKODEMO を入れているので、トリプルディスプレイな感覚で使えます。
【関連商品】
・RX1500-LE256H (メーカー型番:RX1550-LE256H)
2007年05月24日
Skype の通話履歴が死んだ
Skype の通話履歴(履歴タブ)の件数が多くなったので、全削除しました。
するとどうでしょう。今まで履歴に含まれていたグループチャットからメッセージが来ても、通話履歴に残らなくなりました。履歴の生成は、初めてのチャット(通話)のときしか行われないのだろうか。間違えた操作してるのかな…。
ブックマーク(お気に入りに登録したチャット)がタブで選べないので、履歴を重宝してたんだけど…。
保存フォルダを全て削除すれば直りそうだけど、メッセージ履歴が消えるのは痛い。通話履歴のファイルだけを削除しようにも、データファイルがバイナリだから良く分からないし。うーん。
だめぽ。先日まで利用頻度が高かったのだけど、いきなりダウンしてしまった。インタフェースが重要だと再認識した次第。会話履歴が以前のように戻れば利用頻度が戻り、ブックマークタブが新設されれば、利用頻度がさらに上がるだろうな。
「プログラムの追加と削除」では Skype? と自信なさげ。文字化けかな。
2007年05月12日
TF-IDF を改めて調査中
ナイーブベイズ分類器のソースコードを整理しているときに、単語データベースを作成しているのだから TF-IDF に基づいて重要単語の抽出も出来るのではないかと思ったわけです。
TF-IDF は情報検索の考え方なので、重要単語の抽出元となる文書は、既に学習済みの文書集合に含まれているという前提から計算されます(たぶん)。ということで、学習されていない場合は DF が 0 になる可能性があるわけで、演算が不可能(ゼロ頻度問題?)。ナイーブベイズを調べたときに知った加算スムージングに似た手法を用いることにしたけど、良いのだろうか…。
TF-IDF の基になっている、索引語の重み付け(term weighting)に関しても調べてみた。
・局所的重み (local weight)
・大域的重み (global weight)
・文書正規化係数 (document normalization factor)
の3要素から成り立っており、
索引語の重み = 局所的重み * 大域的重み / 文書正規化係数
という式で表せるらしい。
それぞれには、さまざまな手法が提案されており、その一部が TF-IDF になります(* で示すもの)。
局所的重み付け
・2進重み (binary weight)
・索引語頻度 (term frequency, TF) *
・対数化索引語頻度 (logarithmic TF)
・拡大正規化索引語頻度 (augmented normalized TF)
大域的重み付け
・重み付けなし
・文書頻度の逆数 (inverse document frequency, IDF) *
・確率的 IDF (probabilistic IDF)
・大域的頻度 IDF (global frequency IDF)
・エントロピー (entropy)
文書正規化
・正規化なし *
・コサイン正規化 (cosine normalization)
・ピボット正規化 (pivoted normalization)
検索結果のスコア付けに関する技術でもあるので、単語抽出だけなら、そんなに難しく考える必要もないはずだけど、知っていて損することは無いと思うので。詳しい式や概念は Google や書籍でどうぞ。
単語の抽出手法も検討しないと。形態素解析器 MeCab を用いますか。
【関連情報】
・Text Classification with CEEK.JP NEWS (2005年09月08日)
【関連商品】
・情報検索アルゴリズム (北 研二)
・言語と計算 (4) 確率的言語モデル (北 研二)
【関連情報】
・形態素解析と検索APIとTF-IDFでキーワード抽出 - たつをの ChangeLog
http://chalow.net/2005-10-12-1.html
・TF・IDF - 長岡技科大 自然言語処理研究室
http://nlp.nagaokaut.ac.jp/wiki/wiki.cgi/term?page=TF%A1%A6IDF
2007年04月26日
6台目の La Fonera
既に La Fonera を5台保有しているわけですが、さらに買ってきた。
実験用にしよう。
【関連記事】
・5台目の La Fonera (2007年02月23日)
・3個目の FON AP を公開 (2007年01月23日)
・3台目の La Fonera (2006年12月30日)
・2台目の La Fonera (2006年12月28日)
・FON ルータ La Fonera を設置しました (2006年12月16日)
2007年04月23日
AdSense を Analytics でトラッキングするようにした
3月末から Google Analytics を導入しました。細かな情報が見れて、面白いです :)
「コンバージョン目標と目標達成プロセス」という機能があるのですが、特に「目標」も無いので設定していなかったのですが、ふと Google AdSense を設定できるのではないかと思って、調べてみました。
見つかった。
「どのエントリーでクリック数が多いのか?」「どこから来たユーザーのクリック率が高いのか?」などAdsenseのレポート機能ではわからないことも完全ではないにせよ追跡できてしまう。
JavaScript を利用して AdSence のリンクにトラッキングタグを付加するようです。厳密には違うけど。
ともあれ、どのページで広告がクリックされるか分かるようになったので、良い感じです。クリックされやすい日記にするわけではないのだけど、純粋に反響が気になるので。
食事記録ばかりの日記だと、あまりクリック率が高くないかもしれませんね :(
【関連記事】
・Google AdSense を導入しました (2005年11月10日)
【関連情報】
・Adsense x Analytics - S i M P L E * S i M P L E
http://www.simplexsimple.com/archives/2006/11/adsense_x_analytics.html
2007年04月19日
仮想 PC ソフトを利用しようと思う
ノート PC に開発環境を入れてみたくなりました。開発環境(Linux)を入れるためには、仮想 PC ソフトを入れる必要があるのですが、何が良いのでしょう?マルチブートは無しの方向で…。
老舗の仮想 PC ソフトです。イメージ作成が面倒な感じ…。ただ、古くからあるので利用者が多い。
日本語の仮想 PC ソフトです。ゲスト OS として、正式にサポートしているのは Windows のみ。一応 Linux も動くみたいです。ゲスト OS のパフォーマンスは、あまり良くないとか。ホスト OS にあまり負荷をかけないらしい。
英語の仮想 PC ソフトです。最近、一部がオープンソース化したことで注目を集めています。ゲスト OS のパフォーマンスが良いが、ホスト OS に負担をかけるらしい。
気軽に使えそうなのは Virtual PC のようです。日本語ですしね。開発環境なので X Window System を入れるつもりも無いので、あまりパフォーマンスを求めませんしね。オフラインにも、公開サーバと同様の環境を作るのが目的です。
ゲスト OS には CentOS 5 を利用します。
ま。とりあえず入れてみるのが良いかな?食わず嫌いは良くないですし。
【関連記事】
・CentOS 5 がリリースされました (2007年04月13日)
2007年03月03日
ML には smtp.gmail.com を使わない
送信メールを Gmail に自動バックアップするために、送信メールサーバに smtp.gmail.com を利用していますが、注意が必要なことに気がつきました。
Gmail の場合 Message-ID が重複する場合、破棄しているようです(表示しないだけ?)。
同じメールが複数届かない(TO, CC, BCC に同じアドレスを入れても1通しか届かない)という利点があるのですが、送信・受信を区別しない Gmail の場合、例えば、送信先が ML であれば、送信メールと届くはずのメールとの Message-ID が同じなので、片方が破棄されます。後のメールが破棄されるようなので、投稿したメールが ML から届かないです。
友人が会長を務める会社の ML にポストしたときに気がつきました(自分に届かないから)。
ML に投稿する場合だけ、送信メールサーバに smtp.gmail.com を使わないようにすればいいのですが、面倒ですね…。何か妙案は無いものでしょうか?
【関連記事】
・Gmail の再設定 〜 送信メールの自動バックアップ (2007年02月20日)
【関連情報】
・Gmail のメールが消える件
http://nao.s164.xrea.com/td/2006-11-10.html
2007年02月23日
5台目の La Fonera
既に La Fonera を3台保有しているわけですが、さらに2台買ってきた。お花畑に設置します。
FON 中毒…。
【関連記事】
・3個目の FON AP を公開 (2007年01月23日)
・3台目の La Fonera (2006年12月30日)
・2台目の La Fonera (2006年12月28日)
・FON ルータ La Fonera を設置しました (2006年12月16日)
2007年02月20日
Gmail の再設定 〜 送信メールの自動バックアップ
POP を利用して Gmail に再移行をを行っていましたが、やっと終わりました。3万通くらい動かしました…。
全てのメールを Gmail にバックアップしたので、その中に「送信済みアイテム(メール)」も含まれています。どうせなら、送信するメールも全て自動的にバックアップを取れるように設定してみました。
まずは、下準備として Gmail の設定を行います。
「設定」→「アカウントの設定」を開きます。「他のメール アドレスを追加」を行うことが出来るので、メールアドレスの追加を行います。ここで追加されたメールアドレスが送信者になっているものが、自動的に Gmail の「送信済みメール」に入ります。
ローカル(Outlook Express)から送信されたメールを自動的にバックアップする方法が存在します。それは Gmail の運用する SMTP サーバを経由してメールの送信を行えばよいのです。試してはいませんが、単純に BCC などで Gmail アカウントに転送するだけでも大丈夫そうだけど(受信済みメールは送信アドレスのチェックで振り分けられるため)。
「ツール」→「アカウント」を開いて現在使用しているアカウントのプロパティを表示します。タブを「サーバー」に切り替えて、送信メール(SMTP)のサーバアドレスを smtp.gmail.com にします。この設定は、メールの送信を Gmail を経由することになりますので、その意味を理解してください。もしかすると、送信メールアドレスとサーバのアドレスが一致しないので、配送先サーバによってはスパム認定されてしまうかもしれません。
smtp.gmail.com を利用するためには、送信時に認証が必要なので「送信メール サーバー」のチェックボックスにチェックを入れて「設定」をクリックします。今回は、送信メールサーバのみ Gmail にするので、別途 Gmail のアカウント情報を入力します。アカウント名に @gmail.com が含まれることに注意してください。
プロパティのタブを「詳細設定」に切り替えて、ポート番号の変更と SSL をオンにします。今回利用する smtp.gmail.com のポート番号は 465 です。大手プロバイダが行っている Outbound Port 25 Blocking も回避できます。
後は、いつも通りメールを送信するだけです。ローカルの「送信済みアイテム」にメールが残るとともに、バックアップ先 Gmail の「送信済みメール」にも送信メールが入るようになります。
Gmail の pop.gmail.com を利用していないのは、携帯への転送を行いたいのと in:inbox のフィルタを適用してメールを転送(ローカルで受信)したいからです。スパムをすり抜けた明らかなジャンクメールの転送を防いでいます(Gmail のゴミ箱に入れる)。
【関連記事】
・Gmail の再設定 〜 POP で移行 (2007年02月17日)
・Gmail を使い始めました 〜 メールを転送 (2007年02月07日)
・Gmail を使い始めました 〜 Gmail の設定 (2007年02月07日)
・Gmail を使い始めました 〜 メールの移行 (2007年02月07日)
【関連情報】
・電子メール クライアントの設定: Outlook Express、Outlook 2002
http://mail.google.com/support/bin/answer.py?answer=13276&hl=ja
2007年02月17日
Gmail の再設定 〜 POP で移行
Gmail を使い始めて2週間になりますが、これまでのメールを削除して、再移行を行いました。その顛末をば。
オリジナルの日時が反映されずに、受信日時が反映されます。この辺は、割り切る必要がありますね…。
日付が反映されないということは、メールを検索しても正しい順序で出ないことを意味します。バックアップと割り切れればいいけど、高速に検索できるのを最大限生かしたい場合は、そうそう割り切れるものではありません。
調べてみると POP で転送すると、日付がオリジナルになるらしいですよ。日本語版では実装されていないのだけど、英語版にすると使える場合があるらしい…。
「設定」→「全般」を開いて「Gmail 表示言語」を「English (US)」に設定してみましょう。あなたの Gmail が英語版に変わります。
「Settings」→「Accounts」を開いてみてください。
Get mail from other accounts:
の項目がある方は、非常に幸運です!このまま読み続けて、ぜひメールの移行をしてみてください。なかった方は、しばらく待てば出てくるかもしれません(僕は1週間ほど待ちました)。
この機能を使うと、他のメールサーバにあるメールを Gmail で読むことが出来ます。最近の多くのウェブメールサービスで実装されている機能です。この機能の良いところは、メールヘッダの Date を解釈し、その日時が受信日時になるのです。
この機能の設定から、ローカルにあるメールの転送までを解説していきます。自宅サーバなど、メールのアカウントなどを自由に設定できることが前提になります。
「Add another mail account」をクリックすると、こんなページが立ち上がります。他で使っているメールアドレスを入力しましょう。「送信済みメール」の振り分け判定にも使われるようです。
被受信 POP サーバの情報を入力していきます。今回は、既に他サーバから Gmail に転送を開始しているので、新しいメールか POP で送られたメール(古いメール)かを区別するために、受信トレイをスキップする Skip the Inbox を有効にしました。Gmail を他に転送している場合は、必ず有効にしましょう。かなりうっとうしい事になります(転送は in:inbox のみにしないとやばい)。
あ。通常使っている POP アカウントと区別しないと、メールがごちゃ混ぜになってしまいます。今回専用にアカウントを準備して、それを設定しましょう。
Gmail 側の設定は、これで終わり。
ローカルの Outlook Express のメールを POP 経由で Gmail に送信する方法です。
Outlook Express のメールを mbox に変換して、サーバの spool に直接置くのが楽で良いです。前回は、メールの変換に Thunderbird を利用しましたが、もっと簡単に使えるツールを見つけました。
OutlookExpress-To - OE5/6 Multi Converter というツールを使います。形式を UNIX mbox にして、変換先のフォルダを指定して「変換開始」をクリックしてください。
mbox のファイルが出来上がりました。サーバに転送しましょう(~user/mail というディレクトリを作成してその下にでも)。転送するときは、改行コードに気をつける必要があります。多くの FTP, SFTP, SCP クライアントに「テキスト転送モード」があるので、それを利用しましょう。
WinSCP の場合は、コピーダイアログで「詳細」をクリックして設定することが出来ます(転送しようとしたときに出るダイアログ)。テキストモードで転送できない場合は、サーバ側で \n を \r\n に置換してあげて下さい。
spool へのコピーは簡単。
$ cat ~user/mail/* > /var/spool/mail/user
user を今回の POP 用に準備したユーザとして、作成した mbox を spool にコピーしています。ワイルドカードを使って cat で開くと、マッチするファイルが連結された状態でオープンされるので、実質1つの mbox となってオープンされます。
これで終わり。後は、ゆっくりと Gmail に取り込まれるのを待つだけです。ただ、こちらにも転送の制限があって、1時間に200通ほどしか転送されません。他から転送されるメールと別計算のようなので、既に転送を開始しているメールが遅延することはないようです。
【関連記事】
・Gmail を使い始めました 〜 メールを転送 (2007年02月07日)
・Gmail を使い始めました 〜 Gmail の設定 (2007年02月07日)
・Gmail を使い始めました 〜 メールの移行 (2007年02月07日)
【関連情報】
・GmailのMail Fetcher(POP取り込み機能)を使ってみました
http://plaza.rakuten.co.jp/sdsyy2f6q4aty4xj/diary/200701190001
・OutlookExpress-To - OE5/6 Multi Converter
http://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se229601.html
・Win版 OE からのメール移行
http://allabout.co.jp/computer/macos/closeup/CU20031020conv/index.htm
2007年02月10日
SSH ログインさせないアカウントを作る
POP3 での使用するユーザアカウントがあるので、そのアカウントの SSH ログインを不可にしてみた。
$ usermod -s /bin/false user
ログインシェルに /bin/false を与えるわけですが、サーバの /etc/passwd を見ると /sbin/nologin の方が一般的な気がする。ネットで調べると /bin/false の方が多いのだけど。
$ su - user
をしてみたときの挙動が異なるみたい。
/bin/false
エラーメッセージを表示せず、ユーザのスイッチができない。
/sbin/nologin
This account is currently not available.
とエラーメッセージを表示し、ユーザのスイッチができない。
/etc/shells に記載されているかどうかの違いがあるらしい。記載されていないと FTP でユーザと利用できないみたい。でも、エラーメッセージの有無は関係ないみたい。
ま。サーバの長いものに巻かれろということで、
$ usermod -s /sbin/nologin user
と変更しました。エラーメッセージが出るほうがありがたいし。
CentOS 4 での挙動です。たとえ /sbin/nologin を指定していても、ログイン時に、ユーザがログインシェルを変更する方法があった気がするのだけど、どうやるのだろう?
【関連情報】
・ログイン不可のユーザーアカウントを作成するには
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/533cantloginuser.html
・/sbin/nologin と /bin/false どちらを使うのがスマート?
http://blog.so-net.ne.jp/nekohat/2006-04-04
2007年02月07日
Gmail を使い始めました 〜 メールを転送
フィルタがうまく作動して、ハムメールのみ秘密のアドレスに送信されるようになりました。秘密のアドレスは、便宜上 mb@example.com としておきましょうか。このアドレスに送信すると、携帯に転送しつつ POP でも受信できるようにしています。
その仕組みを少し。
info@example.com → Gmail → mb@example.com (POP) → Mobile
早い話、こういう経路を辿るわけですが、注意が必要です。
僕のメールアドレスは、エイリアス設定をしているので info@example.com も mb@example.com も同じユーザ(サーバ上)が受け取るようになっていました。そうすると、サーバが「ループさせるな馬鹿!」とお怒りなわけです。お役所仕事ですから procmail を利用してもお構い無しにお怒りになります。
少なくとも info@example.com と mb@example.com のユーザは別にしておきましょう。
$ vi .procmailrc :0 c: | /bin/mb_forward.pl
などと procmail を設定すると、サーバにメールを残しつつ(POP で受信可能)、携帯に転送することが出来ます。指定しているプログラムは、以前、紹介したものです(携帯にメールを転送)。
あ。少し procmail で嵌ったのでシェアしておきます。設定ファイル .procmailrc のアクセス権が、他人が書き込めるようになっていると、怒られます。気をつけましょう。
これで、題意は満たせました。本当にありがとうございました。メールがロストるす可能性があるものの、かなりストレスが軽減されたのでよしとします。トレードオフですね。
Gmail を使用して、快適なメールライフを!
【関連記事】
・Gmail を使い始めました 〜 Gmail の設定 (2007年02月07日)
・Gmail を使い始めました 〜 メールの移行 (2007年02月07日)
・携帯にメールを転送 (2006年10月28日)
【関連情報】
・メールが受信できない!procmailでエラー Suspicious rcfile .procmailrc
http://d-k.cocolog-nifty.com/blog/2005/03/procmail_suspic.html
Gmail を使い始めました 〜 Gmail の設定
無事(?)、メールの転送が終わったので、次は Gmail のフィルタなどを設定します。の前に、どうやって Gmail にメールを転送するかですね…。
.forward や .procmailrc を利用出来るところは、それらに Gmail にアドレスを記載し、プロバイダの場合は、専用の設定パネル(?)にて Gmail に転送するよう設定しました。
example@gmail.com というアドレスの場合、エイリアスとして example+alias1@gmail.com, example+alias2@gmail.com などのアドレスも利用することが出来ます。要は、アカウント部分に + で文字列を付加しても届くというわけですね。この機能を利用して、転送元を判別できるように試みました。
仮に BCC で送信されると、送信先のアドレスだけでは、転送元が分からなくなってしまいます。なので、転送先をアドレス上はバラバラにする必要があるわけですね。
で。このエイリアス機能を使って転送した場合、フィルタで捕捉できるかというと出来ませんでした…。初めて、人力検索はてなを利用してみたわけですが、求める回答はありませんでした。ちなみに、最もまともそうな 3 にポイントを振っていないのは、仕組みがよく分からず、ほって置いたら勝手に配分されてしまった結果です。ごめんなさい。
ともあれ。現状では、転送先にエイリアスを設定しても捕捉出来ないのですが、今後のために設定しておきます。
Gmail にメールを転送することだけで、こんなに長い文章に…。そろそろ、フィルタに話に移りますか。
フィルタは、上から順に実行されるようです。でもその順番を好きに決めることが出来ません。更新すると、一番下に来るようなので、上に移動させたいときは、他のフィルタを更新すれば OK ですね。通常は、フィルタの順序を気にしなくてもいいのですが、今回は、公式にはサポートされていない label, in というコマンドを利用したので…。
ラベルは、細かく作らず、転送元ごとに作りました。フィルタは、基本的にそのラベルを付加するために利用しています。あ。この後に関わりますが、削除を行うフィルタも作成しました。
Outlook Express で読むために、どうにかして Gmail からメールを転送する必要があります。通常は POP を利用してもいいのですが、携帯への転送も行いたいので、自分のサーバにメールを転送して、その後は、自分でどうにかすることにしました。
「設定」→「メール転送と POP 設定」
を辿ると、メール転送の設定を行うことが出来ます。が、削除を行うフィルタを作成した場合、気分的には「削除されたメールは転送して欲しくない」と思うのですが、どうもアメリカンスタイルはそんなこと無いようです。スパム判定されたメール以外は、全部転送してくれます。余計なお世話です。
そこで、フィルタで in を使用するときがやってきました。
in:inbox とは、受信フォルダにある状態を指します。もちろん「-in:spam -in:trash」とすれば良いのですが、今後、自動でアーカイブするメールも転送して欲しくないでしょうから、とりあえず「in:index」と指定しておきました。もちろん、最後に設定しないとあまり意味がありませんね。
転送先のアドレスは秘密です。だって、フィルタを通さずに受信するアドレスなんだもん。
【関連記事】
・Gmail を使い始めました 〜 メールの移行 (2007年02月07日)
【関連情報】
・Gmailの検索やフィルタで使用できるコマンド(演算子)一覧表
http://gmail.1o4.jp/operators.html
Gmail を使い始めました 〜 メールの移行
脳内スパムフィルタが限界になったので、巷で流行している Gmail を利用することにしました。厳密には、スパムフィルタとメールのバックアップとして利用します。
ハムメールは Outlook Express でみる為に、再転送する必要があるのと、この際、携帯にも転送するようにしました。
まずは、バックアップに利用するということを満たすために、全メールを Gmail に転送することにしました。探してみると、唯一 Google GMail Loader というツールがありました。ただ、対応形式が mBox となっているので、そのままでは利用できない…。何とか、形式を変換しなくては…。
Thunderbird が mBox の形式でメールを保存するようで、しかも Outlook Express からのインポートに対応してる!ということで、とりあえず Thunderbird をインストールして、データを変換してみました。
「ツール」→「設定とデータのインポート」→「メールボックス」→「Outlook Express」
を辿れば OK です。こうすれば、手軽に mBox 形式に変換することが出来ます。
Google GMail Loader を使って、メールを転送します。展開フォルダにある gmlw.exe を起動しました。デフォルトで指定されている SMTP Server は使い物にならないので、自分のプロバイダのものを利用しましょう。後は、ファイルと転送先の Gmail アドレスを設定して Send To GMail をクリックすれば転送が開始されます。
非常にゆっくり転送するので、同時に20くらい立ち上げて転送しました(別の mBox を選択する)。もちろん、使用している SMTP Server は自前のものですので…。途中、アンチウイルスソフトの avast! が、お怒りなんです。「同じところにメールをたくさん送信してるよ!止めちゃう?」と聞いてきたので、有無を言わさず avast! を止めました。お役目、ご苦労様でした。
2万通くらい転送したわけですが、全てが反映されるまで4日ほどかかりました。どうも、1日あたりに受け付けるメールの上限があるようですね。2万通が6時間おきに徐々に反映されるという状態になってしまいました。自分の SMTP Server が弱いのかと思いましたが、別の SMTP Server から投げたのも遅延していたので、残念ながら Gmail 側の制限である可能性が高いです。
4日もかかってしまったのですが、ひとまずバックアップ代わりにはなるでしょう。
あ!ただ、オリジナルの日時が反映されずに、受信日時が反映されます。この辺は、割り切る必要がありますね…。残念ですが。
【関連情報】
・Mozilla Japan - Thunderbird
http://www.mozilla-japan.org/products/thunderbird/
・Google GMail Loader
http://www.marklyon.org/gmail/default.htm
・既存メールをGmailにインポートできる「Google GMail Loader」
http://www.gmail-maniacs.net/docs/000178.html
もっと古いエントリー
共有ライブラリを設定する (2007年01月30日)
3個目の FON AP を公開 (2007年01月23日)
3台目の La Fonera (2006年12月30日)
2台目の La Fonera (2006年12月28日)
FON ルータ La Fonera を設置しました (2006年12月16日)
utf8_general_ci と utf8_unicode_ci の違い (2006年12月04日)
Trackback Auto Discovery を編集しました (2006年11月27日)
アパートにサーバを置いてる生活 (2006年11月05日)
Theme を Royale Noir にしてみました (2006年10月29日)
Windows Live Messenger の復旧 (2006年10月27日)
Google Web Accelerator (2006年09月24日)
マウスの電池残量: ほとんどありません (2006年09月05日)
RSS の配信に購読管理機能を (2006年08月13日)
URL に "&id=" を使わない (2006年08月11日)
ntp.nict.jp が一般公開 (2006年06月13日)
XAMPP (2006年06月11日)
タイプ数カウンター (2006年05月28日)
コントロールキャプチャ(CONCAP) (2006年05月27日)
Windowサイズ! (2006年05月27日)
IE にて PDF を独立して表示させる (2006年05月18日)
YouTube と GyaO を便利に使うブックマークレット (2006年05月03日)
どこでも使える電話番号付きの IP 電話 (2) (2006年04月30日)
どこでも使える電話番号付きの IP 電話 (2006年04月28日)
Perl モジュールの一括更新 (2006年04月25日)
Visual C# 2005 Express Edition (2006年04月14日)
DOKODEMO (2006年04月11日)
SoftEther 1.0 を再配布します (2006年04月07日)
.ch ドメイン (2006年04月06日)
日本人向けのウイルス (2006年03月16日)
PowerEdge SC430 がさらに2台来た (2006年03月10日)
PowerEdge SC430 が4台来た (2006年03月05日)
Feed-Subscriber のログ取得開始 (2006年02月19日)
UserAgent に RSS の購読者数を入れる? (2006年02月14日)
MySQL 3.23 から 4.1 へのデータ移行 (2006年02月06日)
CentOS で複数の IP アドレスを設定する (2006年02月04日)
Explore2fs (2006年02月04日)
リモートデスクトップが便利 (2006年01月30日)
BASIC認証とIPアドレス制限の併用 (2006年01月23日)
センター試験で使われたICプレーヤーが欲しい! (2006年01月21日)
キーボードが欲しい (2005年12月06日)
あなたのクリップボードが盗まれる (2005年11月23日)
BIND と Postfix のメモ (2005年11月22日)
アクティブデスクトップでアイコンが変になる (2005年10月22日)
Dimension 4700C をどうするか (2005年10月04日)
Gigabit HUB が欲しい (2005年09月10日)
ドメインは大切ですよ (2005年09月07日)
ホテルの LAN は要注意 (2005年08月30日)
PowerEdge SC420 の時計がずれる (2005年08月20日)
PuTTY で UTF-8 を (2005年08月18日)
CentOS 設定中(2) (2005年08月12日)
GPS 携帯を使ったサービスが出ない訳 (2005年08月02日)
表示件数を15件に制限した (2005年07月30日)
サーバの時給は安い (2005年07月28日)
プロセスをバックグラウンドに移す (2005年07月25日)
CrenaHtml2jpg (2005年07月10日)
3.17 と MySQL 4.1.10 と以前のバグ (2005年07月10日)
CentOS 設定中(1) (2005年07月09日)
MySQL 4.1 の日本語設定 (2005年07月05日)
ウイルスメールの法則 (2005年06月14日)
トラックバックスパムとおさらば (2005年06月14日)
Hyper Estraier を FastCGI で動かす (2005年06月12日)
FastCGI のインストール (2005年06月12日)
PowerEdge SC420 のメモリ (2005年06月08日)
Intel Compiler で QDBM を (2005年06月08日)
PowerEdge SC420 の RAID (2005年06月03日)
Intel Compiler (2005年06月01日)
Hyper Estraier のお試し結果 (2005年05月30日)
Hyper Estraier をお試し中 (2005年05月29日)
インターネット言論統制を体験 (2005年05月24日)
GD::Graph インストール (2005年05月13日)
CentOS (2005年05月08日)
サーバのケース交換 (2005年04月26日)
モバイルページを作りました (2005年04月09日)
MySQL の文字コード (2005年03月28日)
Google X のミラーコピー (2005年03月18日)
namazu.cgi と通信する (2005年03月16日)
Tor - P2P Proxy (2005年02月13日)
迷惑メールが大量に来た (2005年02月07日)
Movable Type にバグが (2005年02月01日)
クリーンにバージョンアップ (2005年02月01日)
Protected Storage PassView (2005年01月27日)
求む!パスワード表示ソフト (2005年01月25日)
Apache のログにエラーはいらない (2005年01月19日)
スパム対策の壁を越えてきた (2005年01月18日)
コメントスパム対策 (2005年01月12日)
3.121 にアップグレード (2005年01月12日)
AN HTTP が頻繁に落ちる (2005年01月08日)
Perlスクリプトを常駐 (2005年01月07日)
キャッシュファイルは tmpfs で (2004年12月21日)
サーバ構築中 (2004年12月19日)
SoftEther VPN 2.0 の配布開始 (2004年12月17日)
これは設計のミスでは? (2004年12月12日)
bsfilter を試してみた (2004年12月11日)
メッセを整理中です (2) (2004年11月01日)
Windows Server に HDD を増設 (2004年10月25日)
MSN Messenger の広告 (2004年10月18日)
Windows Server の HDD が逝った (2004年10月16日)
メッセを整理中です (2004年10月14日)
Live Camera やってます (2004年10月08日)
SoftEther HUB をたててみた (2004年10月08日)
無線LANが不調だった理由 (2004年10月04日)
Movable Type 3.0 (2004年09月22日)
メッセを整理しないと (2004年09月18日)
僕が教えた内容 (2004年08月19日)
専門用語自動抽出システムを試す (2004年08月14日)
コメントスパムがうざいので (2004年08月09日)
Amazon Search を導入しました (2004年08月04日)
コメント嵐が来る (2004年07月22日)
クローン携帯か? (2004年07月21日)
SoftEther 内臓の携帯端末が欲しい (2004年07月18日)
SEO の成果 (2004年07月18日)
デスクトップにメモを貼り付ける (2004年07月12日)
RSSフィード君 (MSNメッセ用エージェント) (2004年05月22日)
皆でメッセンジャーをやろう! (2004年04月18日)
メインのエントリー数を変更 (2004年04月07日)
開発環境 (2004年03月20日)
SoftEtherの裏コマンド (2004年03月19日)
TrackBack先エントリーを表示 (2004年03月05日)
バージョンアップした (2004年03月02日)
SoftEther Service停止・削除Tool (2004年02月23日)
named.cacheを更新しました (2004年01月29日)
MeCabのインストールがうまくいかない (2003年12月30日)
Categoryなどを表示 (2003年12月21日)
SoftEther公開から1日が経過 (2003年12月18日)
いじった (2003年12月17日)